おはようございます。
片岡青霞です
第72回独立書展にて当教室より2名の受賞となりました。
他では、数十名規模で独立書展に出品している社中が多くありますが、当教室では毎年2名のみの出品となっています。なので、社中と言っても超極小社中となります。
公募展となると毎年出品となります。
公募展出品に対しては条件を設けているので、中々みんな気が進まないのです。
【秀作】
〇臨・楽器論(小林白武)
中途半端にはじめて途中で投げ出すのなら、最初からやらない方がいいというのは私の考えです。そんな人をこれまで何人も見てきています。時間とお金の無駄なので限られた人生においてもっと有意義なことに使うべきだと思っています。
それでも、やりますか。という話です。
2人とは、かれこれ10年越えの付き合いになります。
口数は少ない2人ですが、書道に対して献身的に取り組まれています。
【佳作】
〇たわむれに…石川啄木(田代揚春)
小・中学生とは異なり、大人になると毎回自分で素材探しからスタートします。いい書き手はいい素材を持ってくる。みんながこれまで気づかなかったようなこんないい素材あったんだ。と思わせるようなものをもってきたりします。
書道なので、 作品を書く上で技術的なものはもちろんですが、素材選びも十分な技能要素だと思います。
まだ、書道をはじめたばかりの人たちからすると、どの素材が良くてどの素材が作品に適さないのか。この区別や判断がつかない段階だと思います。 いい素材というのは、作品になりうるかどうかということですが、初心者の方々からするとこの言葉に対して??だと思います。見極めが難しいんですよね。
自分たちの力の無さを、自分たちが一番感じてるはずなので、これから先さらに伸びていくためにはどうすればいいのか。気づくことができた人から先にいくことになるので、気づくことができなければここに留まることになります。
例え気づけたとしても長く継続する人の数はさらに少ないです。
最近、書道って人間試されてるなと感じることが増えてきました。そう思えるのは、年齢もあるのかもしれませんね。