こんばんは
今日も
夕立が凄かったですね
焼けたアスファルトに染み込む雨の匂い
夏を感じさせてくれるので
わりと好きな香りです
これは
最近食べたあんみつ
美味しかったです
コロナ自粛も もう1年以上
この1年で臨床も変わりました
いえ、もっと前から
日本の医療は
産業になってきてるなと
感じたことがあったので
まだ
変わり続けているのだと思います
DPCが導入され
医療標準化を目的として
クリニカルパスに沿って進む治療
もちろん、
全ての人に
同じ治療と言うわけにはいかないので
逸脱することはありますが
基本的に入院期間も決まってきて
ある一定のラインに達すると
診療報酬がマイナスになっていきます
そこで
次の施設へ とゆうことになります
これは
病院機能別に果たすべき役割があるので
必要なことだと思います
でも、
ここの病院の水準なら安心して
療養できるのに
もう ここでは診てもらえない と
嘆いている方もいらっしゃいました
人と人を繋いだ信頼という糸が
ほどかれていくように思うのでしょうか。。
少し話がずれましたが
患者さんは
こちら(医療者や家族)が思うより
はるかに大きな心理的負荷と共に
病気と向き合っていらっしゃいます
コロナ禍の前は
患者さん同士で談話しながら
家族と面会して過ごされていた患者さん
苦しいながら
しんどいながらも
まだ 表情があったと思います
でも、、今は?
会えないんです
洗濯物や
承諾書も看護師を介して行います
本当に会えない
テレビを見て
無言でベッドにいる
スマホがあれば
家族とやりとりできるけど
扱いきれない人は
パズルをしたり
本を読んだり
痛みがあったら
ナースコールで痛み止めをもらう
コロナだから仕方ないから
みんな我慢してるから
発する言葉とは裏腹に
言い聞かせるように呟く言葉には
寂しさをみてとることができました
仕方ない と割りきっていても
痛むところに手を当ててくれるというような
家族の温かみは得ることはできない
コロナ禍だから仕方ない
そうかも
そうかもだけど
コロナが収まるのを
待てない患者さんの孤独
待つ時間が残されていない
この現実は
本当に 本当に 心が痛みます
意識がなくなったり
呼吸や血圧が末期状態となってからとか
いよいよの時にやっと面会が認められても
もう話もできない
伝えたいこと
言っておきたいこと
たくさん たくさん
あったと思います
大部屋なので
病室では面会させられないから と
ベッドごとロビーに降ろしたこともありました
これは
多くの病院の現実の一端だと思います
病院として患者を守る義務、責任
患者として家族として
触れあいたいという気持ち
どちらも大切なだけに
一方的な批判はできません
だからどうか
これを読まれているかた
面会を許した病院を責めないで下さい
面会は許されないと諦めないで下さい
生命を終えようとする方の
残された時間を少しでも
心暖まる時間にするために
少しでも長く
1人の人間として生きるために
社会の風潮を
暖かなものにしていきませんか?
サロン シャントール
メディカルプランナー
高橋美智代