かなり前の話ですが、先月「紫野和久傳
」に行った帰りに「艶ほくろ」(1050円)を買って帰りました。茶菓席で小皿に入れて出していただいた
のが、とっ
ても気に入ったから。小粒の黒豆をほうらくで煎って、ざらめをまぶした軽いお茶請けという感じ。今までも訪れる度にお茶に添えられていたのに、美味しいけれど、さほど印象に残らなかったのです。それが今回は妙に気に入ってしまいました。
この手の地味なお菓子の良さがわかる年齢になったというのもあるのでしょうし、黒豆の良さを最近再認識したこともあるんですが、以前よりも舌が純粋なものに反応するようになったのではないかと思います。勿論、今でも添加物を口にしないわけではないし、添加物を食べると舌がビリビリするという人もあるけど、そんなことはまるでありません。某メーカーの無添加のキムチが口に合わず、アミノ酸や増粘多糖類などが入った「ミヤマのイチオシキムチ
」を買い続けています。でも、以前よりかなり頻度が減ったせいで、いわば薬が抜けて
きたというか、黒豆と砂糖だけで混じりけのない艶ほくろの良さを感じ取れるようになったのではないかと思うのです。それならいっそ黒豆だけの方がより純度は高いわけで、適度な煎り加減の丹波黒豆も大好きではあるんですが、小さく繊細なお菓子に仕上げられているのが、都らしいとも思うのです。缶に入って鮮度が保てるのと、そんなに大量に食べるものではないので、今も少しずついただいています。★紫野和久傳 堺町店
堺町通御池下る
tel 075-223-3600
10時30分~19時30分
無休
http://www.wakuden.jp/