東京・渋谷の「シアターコクーン」で27日まで上演されている「シダの群れ~純情巡礼編」を観ました。2010年に上演された岩松了作・演出の任侠劇「シ
ダの群れ」の第二弾ですが、風間杜夫以外の出演者は一新。モモ母は前作は観てなくて、上演前に買ったパンフでほんの少し予習した程度。堤真一、松雪泰子、
市川実和子、小池徹平、荒川良々と、地方公演は滅多にやらないBunkamura主催らしい豪華な顔ぶれ。さらに村治香織がギターを生演奏してくれる贅沢さでした。岩松了の芝居を久々に観たけど、いかにも岩松了っぽいなという印象でした。矢縞組、志波崎組、増陸組というヤクザの3つの組の反逆と共闘に 3人の女性達が絡んで進行していくんですが、進行するけど深まらないというか、しっくりしないまま幕が降りる。それなりにヤマ場はあるんだけど、うねりのようなものはなく、それもひとつのエピソードでしかない。多分、それが人生さとか、これが演劇だ、っていうんだろうな・・と。岩松さんって昔、東京乾電池 にいたんですよね。まぁモモ母が知る東京乾電池は高田純次がいた頃で、その後は乾電池もチェーホフとかやって喜劇系ではなくなったんだろうけど、何となく 違和感を感じるモモ母です。組長の増陸と弁護士白石の会話に「豊穣?“豊穣”って何だよ?“豊か”でいいじゃないか!」という台詞があったんですが、まさ にその言葉をこの作品に対して言いたい。多分この作品は客として観るより、作ってる役者達や演出家の方が楽しいんだろうなと思う。役者達はそれぞれの持ち味を発揮していたし、初舞台という小池徹平も一生懸命さが伝わってきました☆
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/12_shida/index.html