フェルメール全37作品を観る | Kyoto Corgi Cafe 2

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Kyoto Corgi Cafe 2 東京2日目は夕方まで銀座で過ごすことにしたので、フェルメール・センター銀座で7月22日まで開催されている「フェルメール光の王国展」に行ってみました。現存するフェルメールの全ての作品を最新のデジタルマスタリング技術によって当時の色調を推測して再現し、原寸大で所蔵美術館と同じ額装を施して展示 するというもの。複製なのに入場料が1000円もするのね・・と思うけど、なるほど再現するのに費用がかかってそうです。

Kyoto Corgi Cafe 2 絵のタッチを観るのは本物に限るので、この作品展はすべてを一堂に観ることの面白さに尽きます。「真珠の耳飾りの女」に代表されるラピスラズリを使ったフェルメールブルーが有名だけど、こうして観ると衣装には黄色も多用されていて、補色のコントラストで青を一層際立たせていることがわかります。フェルメールの絵といえば薄暗い室内に光が差し、観る者の目はそこに浮かび上がる人物にフォーカスされるというイメージがあるんですが、それが単なるイメージでなく、本当に繰り返し繰り返 し描いていたことを再認識。窓は必ずと言っていいほど左上にあって、窓が描かれてない作品も含めて大半の絵は左から光が当てられ、あれ、さっきもこれだったよね、と思うような同じモチーフが度々出てきます。下の階の解説によるとサンダルは不貞を、楽器は官能的な愛を象徴するなど、描かれた静物にはそれぞれ意味がこめられてるそうで、そういう謎解き感覚がフェルメール人気の所以なんでしょうか。ところで、館内はフラッシュ禁止だけど、撮影はOK。再現されたフェルメールの部屋はご親切にここから撮れというカメラの位置まで示されていました。会場の至る所でカシャカシャ言うシャッター音が聞こえ、みんなで複製画を撮りまくる、ちょっと不思議な展覧会でした。
http://www.vermeer-center-ginza.com/