こんばんは。この時期は温かいお茶が手放せない瑛子クラリスです笑


Netflixオリジナルドラマ

「セレナ:テハーノの女王」見始めました。

 

夢をかなえるために、家族一丸となって多くを諦め犠牲を払うなか、セレナは、メキシコ系アメリカ人パフォーマーとしてスターへの階段を駆け上がっていく。

以下ネタバレなしです。
監督は蒲田博(かまた ひろみ)さんメキシコ生まれの女性です。
(IMDbより)

新作としてアプリでめっちゃおすすめされたのですが、セレーナ・ゴメスの密着ドキュメンタリーか何かだと思ってスルーしていました。どうやらドラマらしいので、最初の1、2話をさらっと見るつもりでした。時代設定が古いので、セレーナ・ゴメスではないと途中で気付きました。
名前が同じSelenaなので。
↑こちらがセレーナ・ゴメスです。セレーナ・ゴメスとの混同を避けるためか、ドラマでは「セレナ」と「ー」をなくしています。

 
 セレーナ・ゴメスさん役の女優さん、似てないなと思ってました汗
「セレナ」はテハーノTejano musicの女王、セレナの生涯を描いた伝記ドラマです。テハーノはテキサスに住むヒスパニック系の人たちのこと。一昔前まではTex-Mex テックス・メックスの方がよく使われていました。英語ではなくテハーノの人たちが使っているスペイン語で表記する方が適切ということでしょう。

この人が今回の伝記的なドラマで取り上げられたセレナ(セレーナ)さんです。メキシコ系アメリカ人の歌手です。
 
公式サイト

 

ダイバーシティ 多様性ではダントツのNetflix、さすがです。テハーノミュージックでは有名な歌手みたいです。
 
私は音楽はなんでも聴きますがテハーノは完全に守備範囲外で耳新しく面白いです。ラ・バンバくらいしかわかりませんでした。

メキシコ系の人たちの価値観なのか、父親が威張っていて家族皆がそれに従う様子が嫌な感じでしたが、ビヨンセパパとか古くはジャクソン5パパとか父親が幼少期からスパルタでミュージシャンを育てる話は聞きますが、まさにそんな雰囲気でした。

ただセレナ役の子役ちゃんと女優さんの笑顔が本当に可愛らしくて、きっと歌手セレナさんも明るくて天真爛漫な人なのでしょうけれど、終始セレナの笑顔と前向きな姿勢に救われるドラマでした。

印象的なのが坂本九さんの「上を向いて歩こう」について触れられた件です。上を向いて歩こうは米国で「スキヤキ」と変な名前を付け替えられましたが、坂本九さんの日本語の歌唱で大ヒットしました。当時ビルボードチャートで1位を獲得しています。

スキヤキとかスキヤキソングと言われていますが、セレナがこの曲をカヴァーする時に、これはタイトルは誤りで本来はプロテストソングだということがちゃんと触れられています。日本では英語圏でのタイトルが誤っていることはよく取り上げられますが、英語圏のドラマ映画で「上を向いて歩こう」が歌われることはあっても本来の曲の解釈が語られることがなかったので、とても嬉しく思いました。

 こんな時期ですが、上を向いて歩きたいそう思いました。
ではごきげんよう