ネタバレなし
 

Netflixオリジナルドラマ エイリアニスト シーズン2鑑賞終了

評価:時間があればぜひ見てほしい

 
エイリアニスト公式サイト
 
 
まずタイトルの「エイリアニスト」ってわかりにくいよね。ここで映画「エイリアン」が思い浮かんで、SFは好きじゃないって人は見ないと思う。
 
舞台は19世紀末のニューヨーク
当時はまだ精神医学が発展途上の段階で、精神病は不治の病だった。精神病を発病した人は人間性を失いエイリアン化したと考えられていた。エイリアン化ってこの場合、宇宙人になったって意味じゃなくてもう人間じゃなくなったくらいの強い意味。まだ現在のような薬物治療もなくて、手の施しようがなかった時代だからすごく差別的…
そうした精神病者、エイリアン化した人たちを研究する人たちのことをエイリアニストと呼んでたそう。
 

 
 
内容は一言で言えばサイコスリラー
1ジーズンで一つの事件を解決する。
エピソードごとに完結するのもいいけど、こういう長大なのもいい。
 
このドラマには原作がある。
シーズン1の原作はこちら
 

 

エイリアニスト―精神科医 (上) (ハヤカワ文庫 NV (925))

 

エイリアニスト―精神科医〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)

 

ケレイブ・カー作「エイリアニスト」(上)(下)

この長大な小説を基にしている。

一話完結のドラマにならないよね。

 

そしてこのシーズン2の原作となったのが

その続編小説のこちら

 

THE ANGEL OF DARKNESS

ジ・エンシェル・オブ・ダークネス

 

 

The Angel of Darkness

 

表紙かっこよすぎ。

まだ日本語訳版は出ていません。

 

ミステリー/サスペンス小説を原作にした映画は2時間に収めるのが難しいらしく、原作を大幅に削った内容になってしまいがちだけれど、今作のように50分×10エピソードならかなり原作に忠実なのではないかと推測する。

 
やっぱり映像だと衣装やセットが面白くて、私はダコタ・ファニング演じる仕事を持ち自立した女性のサラ・ハワード、その対象的な立場のクオリアンカ・キルヒャー演じる上流階級のメアリー・パーカー衣装の違いなどが見どころだと思う。
あと当時のインテリの世紀末的退廃的な雰囲気がよかった。
 
このエイリアニストのタイトル
 

 

エイリアニスト NY殺人ファイル シーズン1 DVD-BOX

 

これはDVDになっているファーストシーズンだけれど、サブタイトルが「NY殺人ファイル」となっている。右下に小さく書いてある。これを見逃さなければSFと勘違いはされないでしょう。Xファイルを彷彿とさせる赤いXは邪魔かな。

 

事件と登場人物たちの人間関係が同時進行するからできればイッキ見をおすすめします。

 

 

 
 
 
 
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