それは2009年、6月のある日…
(え?
シコリ…?!
)お風呂で乳ガンのチェックをしてたら、
右胸の奥に小さい豆のような物が、ふと指に触れた気がした…
(ま、まさか…
)また探ってみた…。
だけど その豆は見つからない…
(え?勘違い?)
次の日もチェックした…
(やっぱりない…)
次の次の日もチェックしてみたけど、
その豆らしき物は無い…。
(あ~、やっぱり勘違いだ!生理前だったから胸が張っていたんだ~!
)…と思った…。
シコリは勘違いだと思ったから、深刻に心配はしなかったが、
たまたま数日後、
毎年受けている人間ドックに行った。
勘違い…と思うけど、まあ念のため、
《シコリ有り》と問診表に書いた。
担当の先生は優しそうな女医さんで、
《シコリ有り》と書かれた問診表を見て私にいくつか質問しながら、
私の胸を触診し、
そして、
「あら?水の袋かな? ちょっと小さいのがあるね!」
と言った。
ドキッ!!とした!!
シコリは勘違いだと思ってたから、まさかホントにあるなんて

でも、
私も先生も、
よくある良性のものだと思ったから、その時はまだ余裕の笑顔だった。
しかし
エコーで映された画面を見ながら、先生の表情が少しずつ曇った…。
そして静かに
「う~ん、こういう形や色は悪性が多いんですよ…」
…と言った…。
《悪性》と聞いて
一瞬 頭が 真っ白になった…
。(悪性……?!)
何がなんだかわからなかった。
でも その時すぐ、
先生は続けてこう言った。
「もし悪性でも、早期だから大丈夫よ、手術したら治るから
」(……そっかぁ。早期だから手術したら治るんだ…)
先生の言い方のおかげで、
私の心はひどく乱れる事なく、不思議と落ち着いていた…。
悪性?悪性?悪性?
落ちついてるけど
何回も頭の中でリピートする…
自分のことじゃないみたいで、
全く信じられない…

人間ドックの検査がすべて終わり、
私はそこでマンモグラフィーの写真と、大病院への紹介状をお土産にもらった。
その後、
たまたま友達とランチに行く予定があって、
私は その友達に 「悪性かもしれん…
」と伝えた。…すると彼女は
「ああ、大丈夫。嫌な感じがしない。さぁ、何食べよっかぁ~?」
と、まるで何事もなかったように言った。
……霊感のある彼女…
そんな彼女が、大丈夫って言ってくれたから、大丈夫なんかな…
と思い、
その友達と先生のおかげで、
その日 私は取り乱す事なく、
美味しくランチを食べて、
その上 ケーキまで買って、彼女とJRで帰った…


そして
さっそく次の日…
やっぱり気になるので、
マンモグラフィーと紹介状を持って大病院へ行った。
そこですぐ《細胞診》を受けた。
細胞診で悪性か良性かがわかるらしい。
注射でシコリの部分の細胞をとるのだが、
注射の針が太いのと 細いのがあり、 太い方が判定しやすいらしい。
ただ、太い方だと
数日スポーツは控えて!と言われ、私は悩んだ…
なぜなら、
3日後にバドミントンの試合をひかえているから…
。試合を控えていた私は、
試合の為にスポーツの出来る《細い針》をお願いした。
その時の私は、
ガン判定より試合の方が大事だった(笑)
案の定 お医者さんに
「細胞診での判定が出ないかもしれませんよ」と言われた。
判定が悪性良性どちらでも、手術や入院はした方が良い~ということで、
その日に、すぐ手術 入院の日が決まり、予約をした。
そして《PET(ペット)検査》という、全身のガンがわかる検査も後日、受ける予約をした。
その 3日後…
私はホントにバドミントンの試合に出た(笑)
そして後日…
PET検査を受けて、
一週間後、
《細胞診》と《PET検査》の検査結果を聞くため、旦那と一緒に大病院へ行った。
細胞診の結果…は、やっぱり 良性か悪性か判断されず……
ただ、
PET検査では はっきり、
《乳ガン》と判定された……

この時 初めて
(私、死ぬかもしれない)
と思いました……

~波瀾万笑 乳ガン②に続く~