仕事も休業、娘の学校も休校で絶賛引き籠もり中の毎日です。

インドア生活が全く苦にならないタイプの人間なのですが、4月上旬は娘の学校がなかなか休校にならないことに気を揉んだりしていたせいか、そのストレスが体の弱いところに出てしまいました。

その弱いところっていうのは腸なんですけど。
数年ぶり3回目の虚血性腸炎(下血などなどあり)を発症してしまい、苦しみのあまり久しぶりにトイレで神様に全力で祈りました。うちのトイレの神様は、きっと私のことをこう思っているに違いありません。

「たまに腸を痛くしたら、滝のような冷や汗を流して震えながら全身全霊でで祈ってくる。普段は信仰が足りないようだから、たまにはトイレの神様を思い出してもらわないと」

掃除をしたら褒めてくれるタイプの神様ではなさそうです。


お医者さんに「入院か自宅療養、どちらか選んでね」と言われたので迷わず自宅療養を選択。このご時世、自宅でどうにかなるのなら入院しないよね…

絶食が治療の大切なポイントなので、3日くらいポカリと飴のみを命綱に、引き籠もりof引き籠もりの日々を過ごしました。

今回は症状が前回より軽めだったせいか、絶食し始めてすぐに食欲だけが復活。でも腸内は物を食べられる状態ではないので、食欲だけが空回りするんですよー。手負い(腸内のみ)の飢えたケダモノですね。がるるる。

毎日食い入る様にインスタを眺めては「あー、飲食店はお持ち帰り始めたお店が多いんだ。どれも美味しそう!」と煩悩に悩まされまくりました。見なきゃいいのに見たいんですよ。不思議。

お医者さんには、「絶食が終わっても、しばらくは消化しにくいもの、熱いもの冷たいもの、刺激物、脂っこいものは避けてね」と言われてるのに、その時はやけにカレーに心惹かれました。よりによって熱くて脂っこくて刺激的なヤツじゃん!禁断の味だからこそかなあ。

「元気になったら本格的なカレーのお持ち帰りをしたいなあ」などと取り憑かれたように思っていましたが、回復してみるとその憑物は落ちてしまったようです。いわゆる粗食が美味しくて。毎日さっぱりした和食メニューばかり作っています。




ようやく体力も戻り、普通の状態になってきたので、簡単なおやつを作ろうという気力も湧いてきました。牛乳みかんゼリーとか、ザ・家庭のおやつ的なもの。子どもと作れるし、甘さが調節できていいですよね。
素朴そのものの味!いや、甘味を薄くし過ぎた…


まあでもぷるんぷるんで楽しい食感でした。



今日は炊飯器でケークサレもどきを焼きました。セットしたら放っておけるのって最高!



そんなわけで、体調が悪い時に改めて、自分の生きようとする本能(煩悩?)の強さを実感しました。
煩悩も大事。私は私の煩悩を大事にしよう。