ラムジー・ニジェムvsダニー・ダウンズ
下馬評通りラムジーがレスリング力を生かし終始主導権を握り判定勝ちしましたが
ガードされているのにチョークに執着して次の展開を生み出せなかったり
TUF出場時点からの上積みが感じられませんでした。
ライト級は層が厚いのでこれからの成長に期待したいですね。
タイソン・グリフィンvsバート・パラジンスキー
まさかのグリフィン1RKO負けショックでした。
この試合が今大会みられたMMAにおける新陳代謝の始まりでした。
グリフィンは小柄ながらボクシングスキルとスピードあるテイクダウンで相手を圧倒していくスタイルでしたが
最近ライト級選手の大型化が生むリーチ差でボクシングで優位に立てる機会も減り一発狙いになっていたところを
パラジンスキーに打ち抜かれました最後はリデルを彷彿させる様なラッシュで勝利を飾りました。
この試合だけでは実力を図り兼ねるが今後が楽しみな選手ですね
敗れたグリフィンは減量失敗などもあり今回体調など優れなかったかもしれませんが
最近の成績ではUFCからカットの危機にあると思いますなんとか立てなおして欲しいものです。
デニス・シヴァーvsドナルド・セラーニ
シヴァーもグリフィン同様小柄だが豊富なスタミナで手数を出し押していくタイプ
対するセラーニはなんでもできる優等生タイプで結構噛み合うかと思っていたのですが
蓋を開けてみるとセラーニの圧勝パンチを効かせたあとはチョークでタップを奪う文句なしの内容
トップコンテンダーとまで言うと持ち上げすぎですが
このセラーニレベルの選手がライト級の層の厚さを物語っていますね。
今後タイトル戦線までたどりつける見物です
敗れたシヴァーは年齢からも限界が見えてきた気もしますがカムバックに期待ですね。
個人的に本日一番の注目の試合
日沖発vsジョージ・ループ
戦前現在のMMAシーンで苦戦を強いられる日本勢において岡見勇信以外で
体格、テクニック、スタミナにおいて互角以上に戦える選手が日沖だとみていました。
試合内容は打撃で攻勢に回るループを日沖がテイクダウンしタップアウトを狙う展開でしたが
ループ相手に打撃であそこまで押し込まれる姿は想像していませんでした。
何かオクタゴンの間合いに日沖が戸惑っているようにも見えましたが
さすが日沖、何度かテイクダウンに成功しポジションを奪っていくのですが圧倒的に手数が足りない
ループクラスの相手では肘や鉄槌で体力気力を削りながらポジションを奪って行かないと
やはり詰め切れません折角マウントを奪っても直ぐに立たれてどちらが体力消耗したかわからないくらいでした。
判定は最近の傾向としてテイクダウンしてもダメージに繋がらない場合はポイントにならない
傾向があるように考えていたので恥ずかしながら打撃が有効だったループの勝ちと思っていたのですが
グランドコントロールが評価され三者三様のジャッジではありましたが日沖がUFCデビュー戦を飾りました。
リリースのプレッシャーがなく次戦を迎えられるこの一勝は大きいですね。
才能溢れる選手なので次はアジャストしてくるでしょう。
敗れたループは長身を生かした戦い方は素晴らしかったのでがこの階級のトップクラスとは
まだ随分差があるように感じましたがこれから期待の選手ですね。
そしてどうしても触れなくてはならないこの試合
ミルコ・クロコップvsロイ・ネルソン
試合は大方の予想通り寝技スキルに差があるためテイクダウンを警戒しいつも以上にバックステップを踏むミルコ
それをネルソンが右フックを振り飛び込んで追いかける展開
なぜ日本ではあれだけ腰の重かったミルコがこんなにもテイクダウンを恐れるのか疑問も湧きますが
個人的にはあの頃とテイクダウン技術の幅がぜんぜん違うように思いますしオクタゴン特有のテクニックなど
ほぼ体力のみでテイクダウンを防いできた選手には現状は厳しいのだと思っています。
時折ミルコのカウンターもヒットするのですが踏み込めない打撃ではタフなネルソンを倒すには至りません
それでもラッシュなど見せ場を作りましたがそれを凌がれスタミナを逆に失い
2Rはヒューズポジションからのパウンド3RはバックマウントからのパウンドともらいTKO負けしてしまいました
試合後には関係者やファンに礼を言い引退を口にしたミルコ
この選手のチャレンジ精神は本当にいつもかっこ良かったです
勝ったネルソンですがタイトルマッチを希望していましたがトップとの差は埋まっていないように見えました
とりあえずレスナーvsアリスターの敗者あたりと組まれるのでしょうか
いいキャラしているので頑張って欲しい限りです。
そしてメインカード
BJ・ペンvsニック・ディアズ
この試合下馬評ではペン有利
私もボクテクで勝るペンのKO予想でしたが思惑通りだったのは1Rまで
1R打撃はスピード、テクニックに勝るペンがニックがひとつ打つ間に潜り込んでみっつ打つと言った感じ
グランドでもペンが若干優勢な展開
2Rに入るとニックが打撃をもらいながらも前進続け乱打戦に持ち込む得意のパターン
金網まで追い詰めるとそこはニックのエリア上下のコンビネーションでペンを殴り続け
あわやレフェリーストップかという展開
ペンの顔が打撃で崩壊したのをみたのは初めてでした。
3R気力と打撃センスでカウンターをとり食い下がるペンですが
豊富な練習量で無尽蔵のスタミナを誇るニックは止まらずペンを最後まで圧倒文句なしの勝ちっぷりでした。
GSPとの試合が一旦流れたニックでしたがこれで再度タイトルマッチも決まり自信の株も上げ
よりビックマッチとなったのはこの選手は何か持っているなと感じさせられました。
敗れたペンですが突然の引退宣言
自身の格闘センスに重点をおいた天才という言葉が似合う貴重なファイトスタイルの選手ですから
本当に残念です。
たぶん私はこの人が宇野選手や五味選手を圧倒する姿を見てこの競技に惹かれていったんだと思います。
まだまだできるとの声が沢山ありますし私も思いますが
ペン自身がトップレベルではもう戦えないと言った意味は大きいと思います。
今大会に限らず最近は私が興味を持ちだした頃活躍しだした選手が引退していく寂しさもありますが
それはMMAが発展し競技としてレベルアップを図り新しい選手が活躍していることでもありますので
とても嬉しいことです。
これから年末までUFCは目白押しですし来年には
日本大会もありますこれからのMMAシーンにワクワクしますね。








