奈良で紅葉を愛でる。
ここ数日、咽が痛く体調不良である。
例年、まず咽に痛みを感じ出すと次の日くらいに熱がカーッと上がって寝込むのだが、今年は熱が上がらず調子も上がらない。
黄砂の影響とも聞くが実際のところどうなんだろう。
そんな咽の調子が戻らないまま、定休日の朝を迎えた。
ベットの中で子供達の「いってきまーす」に弱々しく「いってらっしゃい」を返す。
このまま一日寝込んでしまおうと思ったが、窓から見える青空に、やはり心がソワソワしてしまい寝るに寝られない。
気合い一発エイヤッと跳ね起き、30分後には留守番の犬と猫に「いってきまーす」と声をかけ騎乗の人になる。
~向かうはイニシエの都「奈良」~
京都の紅葉は去年観た。
奈良の紅葉は観たことがない。
ネットで奈良の紅葉スポットを検索すると色々ヒットした。
その中で「長谷寺」と「談山神社」に照準を合わせた。
時間があれば熊野方面をまわり山の紅葉も楽しもうと思った。
約500km弱のツーリング。
体調不良の中、大丈夫かな?とも思ったが、まっいいかで出発。
午前8時に家を出る。
この時間帯は上手く高速を繋げるとETC通勤割りで高速代を節約できる。
中央道多治見IC~東名~東名阪と繋ぎ亀山ICまで高速代1500円。
亀山からは名阪国道に入る。
途中の山々は色づき、秋も終盤に差し掛かった事を五感で感じる。
デジイチ片手にバイクで出かける。
被写体は山だったり海だったり樹だったり人だったり・・・
ツーリングにデジイチを導入してからは、何処かへ走る気持ちよさに「撮る」という要素が加わり、より楽しみが増えた。
帰宅後に、旅先で購入した地酒で一杯やりながら撮ってきた写真達を眺める。
今日走った道、訪れた場所など・・・
素人でもそれなりに撮れてしまう写真達を眺めながら悦に入る。
まぁ、自己満足のカタマリって感じなんですが・・・
次は「談山神社」
カタマリならぬカマタリ(藤原鎌足)ゆかりの場所。
大化の改新発祥の地らしい。
ここも人が多い。
観光バスが続々と来る。
1時間ほど紅葉を楽しみ、そろそろ家路につく。
山道も楽しみたかったので国道166号線を経由し伊勢自動車道「勢和多気IC」を目指す。
午後3時を過ぎた奈良から和歌山の山は、晴れてはいるが山間のため陽が差し込まず寒い。
信号もほとんど無い国道をヒラリヒラリと駆け抜け勢和多気ICに着いたのが午後5時。
途中、四日市あたりで大渋滞していたが、スルスルと擦り抜けイッキに帰宅する。
なんだかんだで総走行距離約480KM。
咽の調子は相変わらずだし、首が回らないぐらいの厚着で操縦した480kmは、ちと疲れました。
三河の山、紅葉狩りツーリング。
あちこちで紅葉が見頃になってきた今日この頃である。
ネットで調べると、近場の山はそろそろ色づき始めているようだ。
今回のツーリングは近場である三河~東濃の山をぐるりと廻る、紅葉狩りツーリングとした。
気温も10度前後と晩秋の気配が濃厚だ。
寒さ対策でユニクロのプレミアムダウンウルトラライトジャケットを導入した。
下はヒートテックの上にジーンズ、そしてチャップス。
上はこれまたヒートテック、トレーナー、ウルトラライト、そして革のライダース。
首にはフリースのネックウォーマーで冷気の進入を防御する。
最近、ユニクロ率高し。
家を出たときは気温11度。
MAGロード(東海環状自動車道)かっ飛ばし三河地方に向かう。
雲一つない素晴らしい秋晴れだ。
このウェア達で全然寒くない。
ユニクロは優秀だ。流行るのも分かる。
MAGロードを「豊田藤岡」ICで下り、猿投グリーンロードに乗っかる。
グリーンロード沿いも所々、紅葉が綺麗だ。
国道153号線にスイッチし、まずは「香嵐渓」を目指す。
この地方No1の紅葉観光地だ。
午前10時到着。
バイクを駐車場に止め散策開始。
まだ色づき始めって感じで、色彩は緑50%赤30%黄20%って感じだった。
今月末あたりがピークかな。
香嵐渓の気温は13度。
ウルトラライトダウンとチャップスを脱ぎ少し身軽になる。
一時間ほど散策を楽しみ香嵐渓を後にする。
次は「鳳来寺山」を目指す。
国道420号線(鳳来寺道)を快適に流す。
今日はバックシートにキャンディ姉さんもキャンプ道具も積んでいない。
なのですごくバイクが軽く感じる。
いつもは少しのバンクでマフラーが地面を擦るのだが、今日はリアが沈んでいないため結構バイクを倒せる。
ヒラリヒラリとコーナーを楽しむ事約1時間、鳳来寺山に到着。
ここは去年の9月に一度訪れた所だ。
また1425段の階段を上ろうかと思ったが、今回はヒラリヒラリと鳳来寺山パークウェイを楽しみ山を疾走る。
ここもまだ色づき始めな感じで見頃を迎えるのは月末位だろう。
バイクで走っていると昼飯のタイミングを逃すことが多い。
あそこでアレを食べよう!といった目的地が有れば時間配分して走るのだが、決めていないと走りっぱなしってのが多い。
結局この日も鳳来寺の駐車場の露天で食べた五平餅1本で昼飯が終わってしまった。
走りたい時に、走りたい処へ、休みたい時休み、食べたい時に食べる。
すべては自由。
ソロツーリングの気軽さは私の性分に合っている。
三河の山、紅葉ツーリング最終目的地は「茶臼山」。
愛知県と長野県の県境にある山。
標高1415.2m。愛知県で一番高い山だ。
鳳来寺山をあとにし、国道151号線を走り茶臼山を目指す。
途中、県道に入るが、これまた細く狭く鋭角コーナーが連続する山道だった。
おまけに交通量も少ないため路上は枯れ葉でいっぱい。
こんな道。
1~2速で一つ一つ慎重にコーナーをクリアしていく。
350kgの巨体バイクの一番苦手な道だ。
数十分、神経をすり減らし茶臼山高原道路に出た。
さすがに標高が高いだけあって紅葉真っ盛りだった。
しかし、気温も5℃と寒く、ウルトラライトダウンとチャップスを着直した。
今回のウェア達で気温5℃くらいまでは充分大丈夫なのが分かった。
時間は午後4時近くになる。
日が暮れるのが早くなった。
一気に茶臼山を駆け下り、薄暗くなってきた国道257号線を走り、恵那に抜けた。
三河の山はまだ色づき始めたばかりだったが、気持ちよく走れる国道が多く楽しい。
総走行距離約250km。
いつもの半分ぐらいの距離だったが終日天気もよく楽しい一日だった。
伊豆半島一周キャンプツーリング~二日目~
朝6時に目が覚める。
若干アルコールが残る頭をふりながら外へ出る。
いやぁ、今日はいい天気だ。
焚き火の煙で燻された我々は、すべてが煙り臭くなっていた。
まるで火事で焼け出された感じ。
皆が起きるまで、あたりを散歩する。
キャンプ場周辺は普通の民家が建ち並んでいる。
ここはキャンプ場というよりも、敷地の広い民家の庭にテントが設営されているといった場所なんだな。
オーナーがやたら夜は静かに!と強調していたのは、たぶん過去、近隣からのクレームが多かったからなんだろう。
ゆっくり支度をし午前9時、キャンプ場を出発。
海を左手に眺めながら海岸線を流す。
不人気車種とはいうが、このスタイル結構好き。
ナイトロッド
そしてナイトスターとストグラ
これでハーレー現行エンジン揃い踏みだ。
それから、伊豆半島最南端「石廊崎」へ。
風が強く吹き飛ばされそうになりながら観光する。
この最南端にも神社が有った。
賽銭箱に小銭を投げ込み、旅の安全を祈願する。
さて、伊豆半島一周も後半戦。
国道136号を沼津に北上していく。
南伊豆町を過ぎた海岸線あたりから、遠くに富士山が見え始めた。
よく分からないのでズームアップ。
あのどこから見ても「富士山」という形は見えただけで心躍る。
そういえば今年はビーナスラインの富士見台からも富士山が見えたなぁ。
午後3時も過ぎ、太陽は西の海に近づいてきた。
日が暮れるのが早くなってきた。
沼津まであと約100km。
伊豆半島一周もそろそろ終わりを告げる。
陽が傾くにつれ気温も落ちてきた。
明日からまた日常だ。
次に伊豆半島に来るのはいつになるだろう・・・
次回は霧のない箱スカ、伊豆スカを走ってみたいな。
伊豆半島一周キャンプツーリング~初日~
朝起きてテレビをつける。
ちょうど天気予報をやっていた。
その日の日本は思いっきり縦縞の中にあった。
今年最大の寒気が日本海側から流れ込み、冬型の気圧配置が強まっている。
「こりゃぁ、夜は冷え込むな・・・」
追加でダウンジャケットを1枚、モンベルのドライバッグに放り込む。
「さぁてと、行きますか」
念のため冬用のグローブもタンクバックに入れ、東に向かいアクセルを開く。
「・・・伊豆へ・・・」
1泊2日の予定で伊豆半島一周キャンプツーリングの出発です。
今回、キャンディ姉さんは留守番だ。
気温が下がりそうだったし、2日で距離800kmオーバーはシニア犬にはつらいだろう。
今回はV-ROD助さん・ナイトスター角さんコンビも一緒だったので夜も淋しくはない。
伊豆半島一周は2008年の盆休みに一度挑戦した。
その時は朝から雨で、箱根スカイラインも伊豆スカイラインも濃霧であった。
初日に下田あたりまで走ろうと思っていたが、あまりにもの耐久ガマン走行になってしまい、
修善寺あたりからUターンし、沼津のサウナに逃げ込んだ。
おまけにUターンする時に立ちゴケするわ、
その時ポケットから携帯電話を落とすわ、
それに気づかずあわてて発進したら、落とした携帯電話を自分で轢いて真っ二つになるわで、散々な一日だった。
そんな苦い思い出から約2年。
いつかは行くぜ!と思い続けた伊豆半島一周へ向かい東名高速を東へひた走る。
富士近くになってくると天気は曇ってきた。
御殿場ICで高速を下り、箱根スカイラインへ。
2年ぶりの箱スカは、またもや霧の中だった。
そして芦ノ湖スカイライン経由して伊豆スカイラインへ。
ペースカーが観光バスのためノロノロと伊豆スカを走る。
霧さえなければさぞかし楽しい道路なんだろうが・・・
まぁ、雨が降らないだけましと思い黙々と高原道路を流す。
一泊二日の大まかなルートは決めていた。
一日目は山を楽しみ、二日目は海を楽しむ。
野営は下田あたりのキャンプ場でと考えていた。
下調べの中で感じたのは、どのキャンプ場も一泊2000円前後と高額な事。
候補として
・伊豆キャンパーズヴィレッジ
・今井浜オートキャンプ場
あたりを考えていた。
天城越えをしたかったため、伊豆スカを途中下車する。
下田街道を目指し、細い山道を走る。
腹も減ったのでツーリングマップルにも載っていた「伊豆の佐太郎」という店で「猪丼」を食す。
店の人に勧められ「浄蓮の滝」を見学する。
石川さゆりの名曲「天城越え」にも歌われた滝らしい。
演歌に疎い私はすかさずiphoneのyoutube起動し「天城越え」を検索。
ふむふむ、こういった歌だったな、うん、聞いたことある。
B+comを通じヘルメットから流れる石川さゆり歌う「天城越え」を聞きながら天城峠越えをしてみた。
旅情豊かな「旧天城トンネル」を走って。
旧道はダートで過積載の大型バイクでは少々気を遣う道であった。
ABSが効き過ぎてスピードが落ちず逆に怖い。
そして情念の炎に焼き尽くされる事なく、天城越え完了。
その後は下田街道で海まで南下する。
途中の七滝ループ橋でぐんぐん高度を下げる。
そろそろ今日の野営場を決めなければならぬ時間になってきた。
そして我々が選んだ野営場、ここだ。
「Sycle Ya!」
ティピが常設のキャンプ場。
そのティピってのがこれ、
ティピ内はこんな感じである。
ティピ内で焚き火OK!ってところに惹かれた。
薪も無料で使い放題!
夜は冷えると思いここにした。
癖のあるオーナー?管理人?に一通り説明を聞き、金を払う。
まぁ、なんか手作り感いっぱいのキャンプ場だった。
しかし、寝袋一つで事足りるところだった。
過積載で来る必要なかったな・・
荷を下ろし、温泉と買い出しに出る。
「サンシップ今井浜」で海を観ながら湯につかる。
あとはティピに戻り、肉を焼き、魚を焼き、タマネギを焼き、眉毛を焼いたりしながら酒盛りだ。
皆が酔いつぶれ寝てからもひとり延々と焚き火を続けていた。
デジカメのSDカードには延々と焚き火の火が写されていた。
100枚ぐらい・・・
ゴロリと、寝袋に寝転がって上を見たら、ティピのてっぺんに開いた隙間から綺麗な月が見えていた。
うーん、明日はいい天気だろう・・・
クリフハンガー!
「駒ヶ岳登りたいっす!」
V-ROD乗りの助さんからメールが来た。
駒ヶ岳?登る?バイクで?
いや、さすがにバイクでは登れません。
中央アルプス、千畳敷カールで有名な駒ヶ岳山脈。
この季節、紅葉真っ盛り。さぞかし絶景が楽しめることだろう・・・
いつものツーリングは、バイク8割、観光2割ぐらいの割合だ。
そして総走行距離は500km前後になる。
駒ヶ岳登るとなると、バイク2割、観光1割、登山7割ぐらいになるぢゃないか!
でも、
「なんか、新しいな・・・」
楽しそうなニオイを感じた私は、
「よぉし、行こうぜ!アルプス!」
とメールを打ち、とりあえず好日山荘に向かった。(ウソ)
んで、行ってきました、駒ヶ岳。
当日は気合いが入っていた。
どんだけ気合いが入っていたかというと、これだ!
だってあなた、なんつったって登山なんですから。
朝8時、恵那峡SAで待ち合わせ、一路中央道、駒ヶ根ICを目指す。
黒川平バス停~バスに乗って~しらび平駅~ロープウェイ~千畳敷駅~歩いて山頂を目指す
平日でもバス停は満員だ。
がんばれ!運ちゃん!
そしてロープウェイで一気に標高2600mの世界へ。
降り立った千畳敷カールはすでに絶景だった。
すげぇ遠くに人がいる。
まずは、あそこを目指すんだな・・・
歩く、歩く、歩く、
いや~良い景色だぁ
駒ヶ岳の山頂はまだまだ先である。
晴れたり、曇ったり、ガスったりでコロコロ天候が変わる。
雨が降らないのは幸運だった。
少し休憩し、いよいよ駒ヶ岳山頂へアタック。
約1時間後我々は駒ヶ岳の頂に立った。
心地よい達成感に酔いしれた。
ps.
駒ヶ岳登頂後、隣の山である宝剣岳ってのにもアタックしてみた。
しかし、高所恐怖症気味の私にはとんでもない山だった。
こんなふうに鎖につかまって登っていく。
怖すぎ!
こんな山はもうコリゴリである・・
ダイエット話・その後
健康診断が終わったからといって、ダイエットが終わったワケじゃない。
未だ、夜のウォーキングは続けている。
ずいぶん夜は涼しく(寒く?)なってきた。
短パンTシャツではとてもじゃないが歩けない。
今日は寒いからやめようかな・・・
なあんて思ったりしますが、とりあえず歩き始めると1時間近く歩いてしまう。
やはり、歩きやすくするためのグッズも大切だ。
そこで、最近導入したウォーキンググッズを紹介しよう。
まずこれ、
「モトローラ ブルートゥース ワイヤレスステレオヘッドセット」
今までもiPhoneに付属品だったヘッドフォンを有線で繋げて聞いてはいたが、コードが邪魔くさかった。
ワンコのウンチ拾い上げるときにコードが足に引っかかって、iPhoneがポケットから飛び出し危うくウンチまみれ
になりそうな事もあった。
そこで、ワイヤレスで良い物はないかとネットで調べたところ、こいつに出会った。
音質は軽めだが、走ってもずれることなく耳にしっかりフィットする。
電話もクリアに聞こえ問題なし。
歩くことがツラクなったら”長渕剛”を聞いて踏ん張ってます(笑)
もう一つ、これ、
「LEDセンサーヘッドライト デルタピーク」
まぁ、頭に付けるライトですね。
右手にビール、左手にiPhone、腰には犬2匹スタイルなので、必要なのです。
今までも活用していた物が壊れたので新調した。
従来のは明るさに不満があったので、明る~い物にこだわってこれをチョイスした。
これ、むちゃくちゃ明るい!
おまけに、センサーが付いていて、ライトの前に手をかざすだけでON・OFF出来る。
後頭部に当たる部分がにも赤いランプが有り、それが点灯し後方からの認識がされやすい。
安全です。
犬たちも眩しくて困った顔してます。
そろそろ熱燗の出番かな・・・
ビバ!上信越地方キャンプツーリング ~二日目~
午前6時に目が覚める。
目覚ましをかけなくても常に同じ時間に起きる。
体内時計が狂っていないのは元気な証拠だ。
牛たちも早起きだ。
キャンディ姉さん、牛たちにビビッて緊張気味。
牧場内を姉さんと散歩し、珈琲飲んで、そしてゆっくり荷造りする。
午前8時パッキング終了。
さぁ、牛たちに手を振り、いざ出発だ。
雷滝でマイナスイオンを浴びまくった我々は上信スカイラインへ向かう。
若干道幅が狭かったりするが、尾根筋を走る快適道路だ。
標高も高いためか、すでに紅葉が所々で見頃を迎えている。
そして今回、一番期待していたところ「毛無峠」
「夢に出てきそうなとんでもない絶景」などと何かの本で書かれていたのを読んだ覚えがあり、私の「死ぬまでに走りたい峠」リスト上位の場所である。
ついに行く事が出来た。
峠へ向かう道は細い。
バイクだからいいものの、車なら対向車が来ないかひやひやものだ。
峠に近づくにつれ視界が開けていく。
しまいにゃあ、ガードレールも無くなってきた。
そして、着いた。
この、なんか、色の配分とい言いますか、自然が造りしものの素晴らしさと言いますか・・・・
表現下手でごめんなさい。
とにかく期待通りの場所で大満足!
昼頃、草津温泉で露天風呂につかり、「嬬恋パノラマライン」に向かう。
キャベツ畑の中を走る広域農道だ。
交通量は少なく、中高速コーナーが連続する。
「ああ、キャベツ無かったなぁ、買って帰ろ・・・」
と思いながらハイスピードでコーナーを抜ける。
すでに時間は午後3時にさしかかる。
「上田菅平IC」から高速乗って帰れば午後6時すぎには帰宅できる。
明日は仕事だ。
キャンプ道具も片付けなくてはなない。
しかし、走り続けていたい欲望は尽きない。
・・・ビーナスが呼んでいる・・・・
上信越自動車道はパスして、一路、ビーナスラインへ向かう。
これで、帰宅は9時過ぎ決定だ。
・・・まぁいいか。
国道152号線から142号線と繋ぎ、美ヶ原方面に舵を切る。
いつもとは逆回りのビーナス攻めだ。
途中2回ほど写真撮りで止まったが、ほとんどノンストップでビーナスラインを駆け抜けた。
今年はもう1回ぐらい、紅葉真っ盛りの時期に来たいな、ビーナス。
そのまま休憩もとらずに「諏訪」ICから中央自動車道に乗る。
そしてイッキに170km、自宅まで高速を飛ばした。
二日間の総走行距離約850km。
2010オレの夏、やっと終わりを告げた。
キャンディ姉さん、ありがとう。
また、ヨロシクオネガイシマス。
ビバ!上信越地方キャンプツーリング ~初日~
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さて、10月に入り、あのクソ暑かった日差しも弱まり、朝夕はめっきり涼しくなってきた。
今は、もう秋・・・
んがしかし、私の頭の片隅には、常に、ある地名がリフレインしていた。
・・・万座・・・嬬恋・・・鬼押・・・毛無・・・その他もろもろ・・・
そう、今年の盆休みに2泊3日のキャンプツーリングで楽しんだ上信越地方。
楽しかったなぁ、しかし頭に浮かんでくるのは、限られた時間の中で回りきれなかった道達だ。
バイク乗りとして、あまりに気持ち良い道達に心奪われてしまった。
帰宅後はツーリングマップルを見ては走り残した道達に溜息をついていた。
仕事中でもムダにグーグルマップを開いてはクリクリしたりしていた。
クリクリ・・ああっ・・・クリクリ・・ううっ・・ってね。
オレの夏はまだ終わっちゃいない・・いや、このままじゃ終われない!
って事で、また行ってきましたよ、上信越地方。
我が家からは片道約300km。
日帰りで楽しめる距離ではない。
我が仕事は週休二日とはいえ、二日間どっぷり自分のためだけに使い切る事はほとんど出来ない。
色々な用事が入ったり、仕事も入ったりする。
40代半ば、会社勤め、思春期および反抗期を迎えた娘&息子を持つチチオヤは、そうは自分勝手に休むことは出来ないのだ。
もちろん天候もある。
どちらか一日、もしくは両方雨天ならば気持ちが萎える。
休み前には天気予報を見ては一喜一憂する。
そんな中、やっとチャンスがやってきた。
寒くなる前、10月初旬。
降水確率30%、微妙ではあるが仕事も私生活もとりあえずケリを付け、自由な時間が二日間とれた。
よし、行くか。
今回は愛犬キャンディ姉貴としっぽり二人旅だ。
前日、仕事終わってから準備に取りかかる。
犬小屋ボルトで固定し、テントに寝袋、ランタンに着替えなど。
手慣れたもんで30分ほどでパッキング完了。
翌日は早起きして、ETC深夜割引活用するため、夜10時には就寝する。
そして午前3時50分、
さあ出発だ。
近所の手前、少し離れたところまでバイクを押し、TC96を目覚めさせる。
夏から使い始めたバンスが咆える。
It’s Show Time!
家を出発し午前3時58分、キッチリETCゲートをくぐり、いざ長野へ!
午前4時過ぎの中央道「恵那峡SA」は仮眠中のトラックでいっぱいだ。
~経過時間3時間ほど、はしょります~
上信越自動車道「小諸IC」で降り、日本ロマンティック街道にスイッチ。
メルヘン街道といい、ロマンティック街道といい、少女漫画的なネーミングが心躍らせる。
まぁ、漁火街道みたいな純和風なネーミングも好きですがね・・・
軽井沢の高級別荘地帯を抜け、最初の目的地「鬼押ハイウェー」に入る。
スコーンと景色の抜けたストレートが気持ちE!
天気も良く、気持ちも盛り上がる。
鬼押出し園でキャンディ姉貴を散歩。
つくづく思うが、この娘、よくもまぁ大人しく乗っててくれるもんだ。
一緒に1万キロ以上走ってきたが、一度も吠えたことがない。
うちにはもう1匹ハスキーmixのラッキー兄さんというワンコがいるのだが、こいつはスキあらば脱走を企てる不届きものなんで、こういった場には連れ出せない。
犬も人間も性格やね。
鬼押を後にして、次は万座ハイウェーに入る。
こちらは気持ちのいいロングアンドワインディングロードだ。
標高が上がるにつれ、草木は色づき始めてきた。
そして雲も多くなってきた。
今日の野営場は「山田牧場キャンプ場」というところを考えていた。
時間は午後1時、まだキャンプインするには時間がある。
アルコール類および食料もどこかで調達せねばならない。
山の中ではコンビニなんて無さそうだ。
ガソリンも心細くなってきた。
というわけで、自分および相棒×2の食料調達のため、少々ガスってきた志賀草津道路を走る。
やはりここでは記念写真。
やはりいいねぇ、この道は。
湯田中の街で食料等を仕入れ、ガソリン満タンにする。
そしてUターンして再度志賀草津道路を上っていく。
「山田牧場キャンプ場」に到着したのは午後4時。
私のみの来場者だ。
牛が放牧されており、あちこちで草を食べている。
霧が出てきた。
夜は寒そうだ。
テント設営終わり近くの温泉へ。
キャンディ姉さんはテントのそばで留守番だ。
こういった時もおとなしく待っててくれるから助かる。
このあたりは、名湯秘湯が多い。
その中の、七味温泉につかる。
新しくできた露天風呂だ。
足の裏やケツなど、黒くなるほど硫黄成分?が濃い。
乳白色の湯は、私の体の隅々まで暖め細胞を喜ばせた。
体中から硫黄臭をプンプン発散させキャンプ場へ戻る。
一人なので、ごく簡単な夕食、っていうよりビールとバーボンとつまみのみ。
そして夜も更け、どんどん霧は濃くなり、気温も下がっていった。
ビールからバーボンの湯割りに変える。
寒くなってきたので前室のフラップをしめ、バーナーで暖をとる。
iphoneは圏外のままなので誰ともコンタクト出来ないし、されない。
酔いがすすむにつれ、標高1500mの山の中、愛犬とふたり、時間の流れから解放された・・・
・・・一日目終了・・・
海岸線は時計回りで・・・
今年の夏のツーリングは、ホント暑くて、行き先は自ずと高原ばかりだった。
そして前回、久しぶりに海まで走ってみた。
しかし、日本海に沈む太陽を眺めはしたが、海を堪能するまではいかなかった。
海岸線を走りはしたが、日も暮れた真っ暗な海岸線だった。
・・・ああ、海が見たい・・・
なまじ中途半端に海に接したため、私の中の海欲(肉欲じゃあないよ)がMAXになってしまった。
・・・こりゃぁ、行くしかないな・・・
というわけで、次の週、また行ってきました、日本海!
この、まるで肩から首筋のようなラインを、朝から晩までたっぷりとナメるように走るため。
少し早起きして早朝5時出発。
高速代をケチッ・・いや、節約して下道を走る。
こんな早朝だから、信号無・・いや、渋滞も無いからスムーズに走れる。
国道248号線から国道21号線に入り、関ヶ原あたりから国道8号線を北上する。
向かうは福井県、越前海岸。
午前7時過ぎ、福井県の「しおかぜライン」到着。
さあ、ここから石川県まで約170km、たっぷり楽しませていただくぜ!
この「しおかぜライン」は2008年9月までは有料道路だったが、現在は無料である。
日本海が荒れた時、高波で通行止めになる事もしばしばあるって話だから、ホント海に近い。
朝から気持ちE、全開!
海岸線にはいろいろな名所がある。
呼鳥門
この雄島は東尋坊で身投げした人の遺体が流れ着く島で有名らしい。
島内を一周出来るんだが、逆回りすると霊界が開き戻ってこれなくなる、らしい。
よーし、行ってみるか・・
基本的に恐がりなんですが、ブログネタのためにもと思い、挑戦してみた。
んが、
橋が工事中で渡れなかった。
残念だったり、ホッとしたりで・・・
この赤い橋、夜中に渡ると海からたくさんの霊の手が伸びてきて、海に引きづり込まれると言われている、らしい・・・
めちゃ、怖いじゃん!
海岸線には風光明媚なところが多く、否応なしにテンション上がり、写真を撮ったりしてなかなか先へ進めない。
こんなところや、
だんだん時間も無くなってきたので北陸自動車道に乗り、先を急いだ。
途中から能登自動車道に乗り換え、今日のハイライト「千里浜なぎさドライブウェイ」を目指す。
「千里浜なぎさドライブウェイ」
日本で唯一、一般の自動車やバスでも、砂浜、波打ち際まで走ることができる道路、なのだ。
このような海岸は、世界でも3カ所しかないんだって。
しかし、最近の地球温暖化などの影響でこの砂浜も徐々に浸食され狭くなってきているという。
行かれる方、お早めに。
以前、車では来たことがあったが、バイクでは初めて。
恐る恐る砂浜に入る。
おおっ、堅い、いや、タイヤが滑る、いや、大丈夫、おおっハンドルがとられる!ああああ!
なんて感じで走る。
いやぁ~最高に気持ちE道だ。
観光バスなんか波打ちぎわ走っちゃいますし。
すでに時間は夕方4時ぐらい。
そろそろ帰宅モードに変えなきゃ、明日が辛い。
帰りは東海北陸自動車道を使いイッキに帰ろう。
能登半島を西から東へ横断し富山に出る。
高岡ICから能登自動車道~東海北陸自動車道と走る。
途中、ひるがのSAで子供達へのお土産を物色。
今日のお土産はこれ、
「ひるがの高原牛乳」
海になんにも関係ないね。ハハハ・・・
この日は、岐阜、滋賀、福井、石川、富山、そして岐阜と5県にまたがり走ってきた。
ゆっくり温泉につかる時間もなかったので、帰宅後、家の風呂で疲れを落とす。
風呂上がりには「ひるがの高原牛乳」を飲む。
あ、子供達のお土産だった・・・
・・・まっ、いいか。
ダイエット話・結果発表!
本日、仕事もつつがなく終わり、息子を塾まで迎えに行き、帰宅したのが22:30。
届いていました、東海記念病院の封筒が!
待ちに待った、健康診断の結果だ。
震える手を押さえ、封筒を開ける・・・
この4ヶ月間の努力の結果が今、目の前にある。
結果は・・・
ジャーン!
すべてにおいて改善していた!
中性脂肪:226→109(合格!)
LDLコレステロール:208→91(合格!)
ALT(GPT):35→22(合格!)
γ-GTP:61→24(合格!)
腹囲:89.9cm→82.5cm!(合格!)
メタボ判定:該当→非該当!!(合格!)
やったぜよ!
やりとげたがな!
思わずついぶやいた・・・
「デブ脱出、なう!」
10月8日は「メタボ独立記念日」としよう。
そして毎年祝う事としよう。(^o^)