西穂高岳、今年はどこまで? | バイクと犬とYシャツと私

西穂高岳、今年はどこまで?


去年は独標まででした。 
今年は本峰まで行けました。 
これで、死ぬまでにやりたいことのひとつがまたクリアできました! 

9時の始発ロープウェイに間に合わすため8:30に始発駅に行くもたくさんの人が。 
こりゃヤバイと思ったけれどすんなり始発に搭乗できた。 


朝日輝く中、ロープウェイに乗って標高を上げていく。

今日の目標は去年行けなかった本峰まで行くこと。

ロープウェイを降りてから鼻息上げて西穂山荘までの樹林帯をワシワシ登る。 
山荘まではツボ足でとおうちゃくしましたが、最初からアイゼン装着したほうがラクでした・・ 

西穂山荘からはアイゼン装着しガシガシ登る。

気温もそんなに低くなく、風も弱く、さすがてんくらA日です。 


ひぃひぃふぅふぅ言いながらも独標到着。



徐々に天気は高曇りになってきて空の青さが無くなってくる。

まだ先は長い、帰りのロープウェイの時間も気になる。
ゆっくり休憩するのももどかしく気合を入れ未経験ゾーンへ突入していった。



積雪期の独標先は初めてで、
行けるか?やばくないか?大丈夫か?引き返すか?ここやばくね?滑落したらどうしよう?・・ 
そんな思考の繰り返しで進んで行く。 

龍の背のようなアップダウンを繰り返しまずはピラミッドピークに到着。



更に危険ゾーン続きます。



この日、西穂高山頂を目指したのは4人ぐらいでした。
なので踏み跡が不明瞭で時折りコースを外したりしながらもなんとか本峰へ登り切った。


やったね!

4年前は、雪山なんてとんでもない!と思っていました。 
3年前は、とりあえずアイゼン買ってみました。 
2年前は、冬の赤岳登ってデラ感動しました。 
1年前は、独標まででした。 
こうして人は成長していくのであろう。

さすがにこの先、奥穂へ続く縦走路はノートレースなわけで。

いつかこの先も歩く時が来るのだろうか?

あとは西穂ラーメン目指して下山あるのみ。

下山のほうがおっかない場所が多かったような。

下山途中、ピラミッドピーク手前でハンディカム落っことした事に気づいた。

う~ん、どうしよう、あきらめるか、カメラ・・・

と思ったがまた山頂に向けて登り返した。

20分ぐらい戻ったところで発見!

コースを外れたところに岩に引っかかって止まっていた。

滑り落ちないように気をつけながらピッケルで引っ掛け回収。

ああ、良かったよ。

こりゃ、西穂ラーメンどころか最終のロープウェイにも間に合わんかも、と思いスピードをあげる。


pm2:30「西穂山荘」到着


よし、ラーメン!と注文するも、西穂ラーメン、ラストオーダーがpm2:00だったわけで・・・
ショック!
結局、ビール飲んで暫しくつろぐ。
30分ぐらい休憩し、最終のロープウェイ目指し下山する。

さっきまで薄曇りだった空は、下山途中で青空に変わりスッキリと。



この日の朝早く、ヘリが西穂高方面に飛んでいた。

後で知ったことですが、この日西穂高岳南西斜面で遭難者を収容していたらしい。
今回無事帰ってこられましたが、一歩間違えばそちら側へ簡単に行ってしまうこともあるのだという事を再認識し、今後もより気をつけて山を楽しまねばと思った山行でした。


久しぶりに動画作ってみましたのでよかったらどうぞ(^_^;)