人材を活かす。 | 家庭教師であるという事。

人材を活かす。

人材の活かし方には、
様々な方法があります。

基本的には、
人というのは、適材適所、
能力や適性のあったところに配置されることが、
もっとも能力を引き出しやすいのだと思っています。

自分の能力や適性に気付かずに配置されたところで、
能力が開花したという場合も、それは、適所にはまったということになります。

適材適所にはまるためには、自分の中の見極めと、
適正な評価を下してくれる人材に巡り合い、
そして、適所がなければなりません。

私は、前職の会社でこんなことがありました。

いくつかの営業所を統合し、
2つになる。

1つは、もとからある営業所、
2つ目は、30億くらいかけて新調した新しい営業所
この2つの現場の全てを任されることとなりました。

・営業所ごとに違ったルールの統一。(マニュアル作りなども含む)
・20歳代前半から、60歳代の人材の配置、教育。
・他社との折衝

などなど、統合、立ち上げという業務全般について、
意思決定から、施行、運用までを担い、軌道に乗せたわけですが、
ここで問題になってくるのが、人材です。

この職場、課長、係長クラスの名ばかりの役職を背負った人材以外、
定年後の再雇用で来ていた人や、ほかの職場からNOを突き付けられてきた人材、
それに、準社員、派遣社員の20~30代のそれまで、私が、仕込んできた人材、

最低25人は、必要な職場を減らされて、10数人で切り盛りしていかなくなりました。
大変苦しい状況での船出、絶体絶命に近い状況です。

役職付きは、50オーバーで全て、仕事に対して後ろ向き、
若手は、文句も言わず、一生懸命やる人材ばかり、
立ち上げから、運用をどう回していくかを考えたとき、

「役職にこだわっていては、この場はしのげない。」

これでした。


統括としての私がいたわけですが、
持ち場がふたつなので、
もう一人、職場を引っ張ってくれるリーダーが、
必要でした。

そこで、私は、能力としてフラットに見たとき
誰が、一番適任かと考え、
そこで浮かんだのが、どんな状況にも耐え、
我慢を繰り返し、それでいて、きらりと才能の端緒を発揮していた
派遣会社のFくんでした。


関係各所、現場に説明し、彼を抜擢し、
彼を責任者として据えました。

つまり、能力と、忍耐力をも兼ね備えていなければ、
乗り切ることができないということから、
立場を乗り越えての大抜擢でした。

結果、それが、大成功で現場に混乱はなく
スムーズに軌道に乗せることができたわけです。

私が、職場を去る時、飲み会で、F君は、
大粒の涙で、私に応えてくれました。

私が、彼を抜擢し、彼もそれに応えてくれて、
そして、人と人との絆が、大きな仕事を成し遂げられたわけです。

人材というのは、活かすもの

であるということを私は、常に思うのです。