実例紹介 作業改善~~その2~~ | 地域の活性化をめざし小売店を応援!岡山の印刷会社 まさきちのブログ

地域の活性化をめざし小売店を応援!岡山の印刷会社 まさきちのブログ

このブログでは印刷会社の視点から巷にあふれている販促物についての紹介から

僕個人の話まで幅広く書いていきたいと思っています。

こんにちわ~



昨日の納品で今日腰が痛いです。


でも翌日に筋肉痛が来るということは、


まだまだ若い証拠ですかね?!まさきちです。




今日は久しぶりに作業改善の実例紹介を


書きたいと思います。



今日のお題は一人屋台!!


これは当然のことですが食べ物とか売るのではなく、


今まで何人かで行っていた作業を、


一人で行うというものです。




通常は工程ごとに担当する作業が分かれている


と思うのですが、これを工程ごとに分けるのではなく、


作業員ごとに分けるのです。



具体的な例を挙げさせていただくと、


印刷の製本部作業の一例(A4 ペラ 2穴)の場合では、


まず印刷された紙を、


一人が断裁機で所定の大きさに切ります。


次に別の一人が穴あけ作業をします。


最後に穴をあけた用紙を、数量ごとに分け、包装します。


この作業では3人の作業員が行っていますが、


これを一人で行うのです。


一人で行うことで解消されるムダが


手待ちのムダ


です。


3人で行うほうが、流れもスムーズで、


より早く作業ができると思われると思いますが、


各工程においてそれぞれできあがるスピードが違います。


仮に断裁工程が5分 穴あけ工程が2分 仕分け包装工程が1分


と仮定すると、毎回穴あけ工程のほうが、


断裁工程より早いため、次々穴あけしたくても


断裁工程が終わるのを待たないといけないというムダができます。


このムダを手待ちのムダといいます。


さらに仕分け包装工程は穴あけ工程が終わるのを待たないといけなく、


そこでも手待ちが発生します。


この手待ちが発生している時間も給与など経費が


発生しているのですから、このムダを無くすため、


一連の工程を一人でやることで、


それぞれの工程がジャストインタイムで流れていき、


このムダを解消することができるのです。



もちろんそれをするためには、社内教育をして


一人一工程だけを覚えるのではなく、


多能工化でいろんなひとがいろんな機械を


使えるようにならなければいけないのですが、


当社ではこれを知り、


多能工化教育に力を入れるようになりました。



最初は職人の方々は自分の仕事がとられると、


反発される方もいらっしゃるかもしれませんが、


最終的には、会社の利益になり、自分の利益にも


なるものですので、ぜひ実践してみてください。





今日のひとこと


時々坊主頭にしたい衝動に駆られます。