米大リーグ・マリナーズのカル・ローリー捕手(28)が24日(日本時間25日)のアスレチックス戦で2打席連続本塁打を放ち、2021年にサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)が捕手として達成したメジャー本塁打記録の48本を塗り替える49号をマークしました。
これで大台の50号に王手をかけるとともに、ア・リーグの本塁打王争いでも、2位のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)に9本差を付ける独走状態になっています。
ナ・リーグでは大谷翔平(ドジャース)がこの日45本塁打を放ち、カイル・シュワバー(フィリーズ)と並び、リーグトップとなりました。
最近10年間で50本塁打以上マークしたのは、17年にジャンカルロ・スタントン(59本、マーリンズ)とジャッジ(52本)。19年にピート・アロンソ(53本、メッツ)。22年にジャッジ(62本)。23年にマット・オルソン(54本、ブレーブス)。24年にジャッジ(58本)と大谷(54本)。複数回達成はジャッジ(3度)だけで、大谷にジャッジに続く複数回達成の期待がかかります。
昨季、ジャッジが50号打ったのは8月25日の131試合目、大谷は9月19日の153試合目でした。ローリーが25日(日本時間26日)のチーム132試合目のパドレス戦で打てば、昨季のジャッジとほぼ同じペースとなります。
捕手としての本塁打数を更新したローリーがどこまで記録を伸ばすか、大谷が2度目の50号を打つことができるか、注目が集まります。
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1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。