米大リーグのレイズ対ドジャース戦が2日(日本時間3日)、ドジャースの「2番、DH」で出場の大谷翔平は3三振を喫し、チーム111試合目で135三振となりました。大谷のメジャーで最多三振はエンゼルス時代の2021年の189三振だが、今季はこれを上回る197三振ペースとなりました。
一回、一死走者なしで迎えた第1打席は、レイズ先発の右腕ラスムセンの155.3㌔の直球に空振りの三振。
四回、一死走者なしでの第2打席は内角低めのカットボールにバットが空を切り、2打席連続の空振りの三振にました。これで前日から4打席連続三振。
六回、一死一塁で迎えた第3打席は、代わったばかりの左腕クレビンジャーの153.8㌔ツーシームを振り抜き、打球は右前へと抜けていきました。
しかし、九回、この回先頭打者として打席に立った第4打席は、右腕フェアバンクスのカーブを空振り三振。結局、この日は4打数1安打3三振に終わりました。
大谷の三振の多さについて、ドジャースのロバーツ監督は「去年はもう少しコンパクトに当てて左方向への安打で走者を返すような場面が見られた」と語りました。
しかし、今年については「そういった打撃があまり見なくなった。今はオール・オア・ナッシング、つまり本塁打か三振のような大振りが目立っている。大きなスイングをすれば、それだけストライクゾーンの外のボールを追いかけることも増えて、三振が増えている要因になっている」と指摘しました。
ホームラン打者に三振は付きもので、三振を恐れるあまり、バットに当てに行っては本末転倒となります。ただ、指揮官が語るように、大谷には昨年のいい時期の打撃を思い出すことは必要と言えるでしょう。
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1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。