ドジャースの大谷翔平は、昨年12本、一昨年は15本と、例年6月に本塁打を量産してきたが、今年は7本と、半減でした。それでも6月終了時点の29号本塁打は、ナ・リーグトップに立っています。カブスの鈴木誠也は、大谷を上回る8本放ち、自己最多の22号。さらに69打点は、ナ・リーグ首位タイとなっています。
大谷は、5年連続のシーズン30本塁打に王手をかけたまま、6月の試合を終えました。2023年以来となる6月末までの30本塁打到達は成らなかったが、自己最多だった昨年の54本を上回る55本を放つペースとなっています。
6月は、16日に右肘手術から663日ぶりに投手復帰を果たしたが、「投打二刀流」でプレーすることによる打撃への影響について、「体が温まった状態で打席に入れて、感覚的にはDHよりスムーズに打席に立てる感じはする」と、マイナスどころか、「プラス思考」を話しています。
鈴木は、過去3年、14本、20本、21本だったので、今年の6月終了時点での22本は、驚異的な量産と言えます。シーズン42本ペースで、打点数の多さを考えると、大谷に負けず劣らずの存在感を放つ日本人スラッガーの快進撃に注目が集まっています。
同学年の2人は、「ONコンビ」ではなく、「OSコンビ」として、米国を席巻しそうな勢いです。
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1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。