米大リーグ・カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手(27)が、日本で、米国で、野球ファンの注目を浴びました。
日本では23日、埼玉県東松山市の箭弓稲荷(やきゅういなり)神社に、ヌートバーを描いたマンホールの蓋(ふた)が設置されました。これは、米大リーグ機構(MLB)が大リーグで活躍する日本にゆかりのある選手12人を讃えようと企画され、蓋にはWBCで注目を集めた「ペッパーミル・パフォーマンス」のイラストなどが描かれています。
ヌートバーは米国出身だが、母の久美子さんが東松山市出身です。また、箭弓稲荷神社は、その名前から野球関係者が必勝祈願によく訪れる神社です。
一方、米国では、セントルイスで23日(日本時間24日)行われたカージナルス対カブス戦に「5番、左翼」で出場したヌートバーが、0ー0で迎えた四回、先制の右越え10号2ランを放ちました。これで4年連続の2桁本塁打をマークするとともに、8ー2で大勝したチームの導火線となりました。
来春に行われるWBCに2大会連続して日本代表「侍ジャパン」での出場を熱望しており、日本のファンにとっても頼もしい結果を残しています。
また、この試合の対戦相手、カブスの鈴木誠也とは、前回のWBCでは鈴木が故障のために不参加だったため、「できれば来年はセイヤ(誠也)と一緒に連続世界一になりたい」と話していました。
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1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。