ドジャースの大谷翔平は10日(日本時間11日)、敵地でのパドレス戦の試合前、実戦形式の打撃練習に登板しました。一塁ベンチではパドレスのダルビッシュ有が見守る中、力を込めたピッチングを行いました。

 合計3イニング投げたが、 1イニング目は打者3人に対し11球投げ、遊ゴロ、空振り三振、空振り三振に仕留めました。

 三塁側ベンチで小休止してから、2イニング目の投球を行い、打者3人に対して10球投げ、中飛、遊ゴロ、空振り三振をに抑えました。

 再び小休止の後、3イニング目に入り、打者5人に対し23球投げました。先頭打者には安打性の当たりを中前に運ばれたが、その後は連続空振り三振を奪い、四球の後、空振り三振で締めくくりました。

 投球を終えると、大谷は一塁側ベンチに行って、ダルビッシュに「久しぶりです」と挨拶すると、ダルビッシュは大谷に直球やスライダーの感覚を尋ねるなど、山本由伸も交えてピッチング談義に花を咲かせていました。

 大谷が初めて実戦形式の登板は5月25日、次いで31日で、今回が3度目。ドジャースのロバーツ監督は、「大谷が5イニング、75球近く投げられるようになれば、オールスター後の試合での登板が可能になってくる」と話しています。

 大谷の「二刀流復帰」が近づいてきた事だけは確かなようです。

 その後行われたパドレス戦に「1番、DH」で出場した大谷は、3打数1安打。試合がパドレスの一方的な展開となったため、大谷は試合途中にベンチに引っ込みました。

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  1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。