昨夜の雨風はすごかった。

 

幸い、母も子供たちも雨が一瞬おさまったタイミングで帰宅したので、さほど濡れずにすんだ。

夫とワンコは、夜の散歩に出かけて、庇のある道を選んで歩いたにもかかわらず、ずぶ濡れで帰ってきた。

 

窓ガラスに打ち付けられる雨粒。

風と共に大きく揺れてしなる木々。

外を眺めていた次女が

「今日が塾だったら行きたくなかったな」

と思わず漏らしたのも無理はない。

塾の日じゃなくてよかった、母もそう思った。

 

21時。

そうか。今日は6年生の授業がある日か。

自分たちがラッキーと思っていたら大間違いだな。

自分たちの代わりに、誰かが大変な思いをしているのか。

今ごろちょうど授業が終わるはずだ。

 

Nバッグを背負って教室の入ったビルから出てくる子供たちの姿が目に浮かんだ。

大人だって仕事を早く切り上げて帰ってきているというのに。

電車の遅延情報もたくさん出ている。

これから帰る子供たちも先生も、大丈夫だろうか。

こんな吹き荒ぶ嵐の中を帰る6年生のことを思うと、胸がぎゅっと苦しくなった。

 

「次女ちゃん、6年生はえらいね。こんな日でも休まずに塾に行くんだよ。来年、次女ちゃんも頑張れるかなあ」

「ああやだやだ。私はずっとこのまま5年でいい。こんな日は家でぬくぬくテレビを見ていたい」

・・・アハ。この根性なしめ。

 

6年生のみなさん、本当にお疲れさまでした。

この頑張りが実を結ぶことを願っています。

うちの根性なしも後に続けるよう頑張ります。いや、頑張らせますムカムカ