2月のブログ。

 

 

ブログ本文の主旨は、

「Mの算数応用力アップ講座ムズいけど、みんな頑張ろうぜグー

というもの。

 

その中で、母、こんなことも書いていた。

「公開模試で60台を取れていても、上位校の算数が取れない」

2024年組で受験を終えた長女の話。

続きもおいおい書くと言っていたのに、ずっと放置したままだった。

 

いや、うまくいった成功談なら気持ちよく、筆もドヤ乗りするだろう。

しかし、やっちまった話はどこか言い訳がましくなるし、何を言っても説得力に欠ける。

途中まで書いたが、なかなか筆が乗らず、半ばお蔵入りになっていた。

 

ところが先日、先述のブログを読んで不安に感じたとのお声をいただいた。

中途半端に書いたことで、いたずらに不安を煽ってしまったかもしれない。

非常に申し訳なく思った。

 

言いすぎに注意しながら、長女が算数の過去問で苦戦した理由を綴っていきます。

あくまでテキトー素人の戯れ言です。

しかもムダに長い。

鼻ほじりながら読むくらいが丁度よいです。

 

 

入試問題は難易度のバラツキが小さい

 

これはよく言われている話。

入試は似たような成績の子たちが受験するので、基本問題から応用問題まで、塾の模試ほど幅は広くない。

そのレベルの子たちの中でうまく差がつくように、入試問題の難易度の塩梅はよく考えられていると思う。

そのため、応用問題を捨てて基本問題で稼ぐ模試の作戦が、入試問題ではうまく機能しないこともある。

 

入試問題は1年かけて作られた力作

 

模試は6年秋だけでも4〜5回あるが、入試は基本的に1年に1回。

つまり、学校の先生方は1年かけてその年の入試問題を作成する。

6年秋に銀本で様々な学校の過去問を解いたときに、どの学校の入試問題もよく練られた力作ぞろいだと感じた。

栄冠瞬殺、428瞬殺とは、解くときに要求される頭の使い方がちょっと違うなと思った。

 

同じ正答率でも難しさが違う

 

同じ正答率30%でも、公開模試大問5の(3)と、大問7の(1)では難しさの質が異なる。

前者は、定型題から誘導発展させた解法が難しいタイプ。

後者は、問題設定がユニークで、設問自体の読解理解が必要なタイプ。

もちろん大問7は、その後も(2)(3)・・・とどんどん解法も難しくなるのだが、そもそも見たことのない問題設定に食らいついていく根性が必要だ。

1月校、中堅校は前者の難問、上位校、難関校は後者の難問が多いように感じた。

 

とくに、1回入試の学校は、難関校が多いことも理由の一つだが、学校ごとのoriginal感、『なんじゃこれ』感に溢れた入試問題が多かった気がする。

複数回入試校では、その年に用意しなくてはならない問題数が多くなるので、1問にかけられる熱量や、問題を練り上げる時間が限られてしまうのかもしれない。

 

 

次からいよいよ本題。

長女が算数過去問で苦戦した原因

 

当時、苦戦の原因はいつものアホミスかと思っていた。

しかし、今振り返ると、アホミスはアホミスで、どこかで見切りをつけるべきだった。

ミスは性格的なものもあるので、そうそうなくならない。

ミス撲滅にこだわりすぎて、応用力を鍛える方向が疎かになってしまった気がする。

 

算数の応用力。

すなわち、初見問題への対応力、問題を読み情報を整理する力。

苦戦の本当の原因は、アホミスをカバーできるだけの応用力を身につけられなかったことかもしれない。

 

ファイティングポーズは取ろう

 

この2月、次女のM応用力アップ講座のテキストを見たとき、ちょっとショックだった。

そうか。Mクラスの子は、こうやって日頃から初見の問題や思考系問題に触れていたのか。

もうそこから差がついていたのか。

 

テストも、長女が受けてきた育成テスト総合や公開模試は、基本的な問題も多く出題される。

おそらく長女は、ぱっと見で分からない問題ははなから避けて、易しい問題やその見直しに時間をかけていた。

テスト時間は限られているから仕方がない。

しかし、逃げる術ばかり身につけてしまった気がする。

 

Mの子は、思考力育成テストや育成テスト難関を、ヒーヒー言いながらも受験してきた。

応用問題しか出ないから、いやでも逃げずに向き合うしかない。

これがAkira先生の言う「難問に対してもファイティングポーズは取ろう」ということなのかもしれない。

 

問題設定を読み取れなかった

 

長女固有の問題で言えば、やはり壊滅的な国語力が算数にも影響を及ぼした。

 

長女には、初見問題の問題設定を読み取ることが難しかった。

問題文3行が限界。

文字から状況をイメージできない。

 

たとえば、公開模試大問7の(1)。毎回正答率は20〜50%くらいの問題。

問題設定さえ分かれば解けるはずだが、長女はこれが苦手だった。

 

一方で、公開模試の大問3〜6あたりの中盤定型題に比較的強かった。

問題設定が理解しやすいせいか、(3)の正答率10%前後の問題もわりと解けた。

前半でアホミスし、終盤の問題がからきしダメでも、中盤でガッチリ取ると偏差値60をクリアできてしまう、ザ・公開模試マジック。

(これについては、カリスマブロガーごはんおおもりさんが、今朝すごいブログをアップされていましたね爆  笑

 

原因は誰にも分からない

 

最後に元も子もない話。

 

成績の良し悪し、受験の合否には、無限に影響因子が存在するので、原因を正確に検証することは難しい。

本番の入試で何点取れたのかも分からないし、不合格の要因が算数だったのかも分からない。

案外やっぱり、国語の破壊力が炸裂したのかもね。

 

もし合格していたら、こんなアホ話でも成功談として語っていたかもしれない。

不合格だったという事実から逆算して、その理由を後付けで考えているだけ。

 

そんなしょーもなさに、書いていて嫌気がさしてきて、お蔵入り寸前だったブログです。

もう長女は進学先で楽しくやっていますし、受験の振り返りなんて今さらジロー感ありありですよね。

それでも、うまくいった成功談は数多くあれど、こういう『やっちまった話』は意外と少ないかなと思うので、どうかご容赦ください。

 

以上。なげーよ。