今日大阪の吉村知事が

『無症状の方にPCR検査をしても、現段階での陰性がわかるだけであって、翌週には陽性になっているかもしれないので意味がない。それよりはすでに感染して、治っている事がわかる抗体検査をすべきである』

これがPCR検査に反対する人の大部分の理由だと思う。

確かにそうだ。

この理由でPCR検査をするなら、毎週行わないといけないし、いわゆる『安心したい』為だけのものだ。




しかし一方PCR検査をする必要がある、と主張する方の理由は『疫学的観点』からだ。

無作為の1万人にPCR検査を行い、陽性率を出し、現在全国の正確な感染率、感染者数を把握する

正確な数字がわからなければ、目標が立てられない。今○○なので、だから○○する、という至極当たり前のことが出来ない。

まさに今の日本がこの状態。



政府が唯一具体的な数字目標を出したのは
8割接触を減らして、という部分のみ。

しかし効果は薄い。

考えられる理由として

『現在日本には感染者数がこれだけいるので、』

8割接触を減らして、

『感染者をこれだけに抑えたい』

この前後が抜けているからみんな自粛せずに遊びに行ってしまう。

もし仮に政府が大量にPCR検査をして、
今東京には20万人の感染者がいて、このままだと4週間後には80万人感染して、40万人が亡くなる、だから接触を8割減らしてくれ、と言われれば例え自粛要請でも日本人なら気軽には出歩かないだろう。

この疫学的エビデンスが抜けているのが致命的なのである。


そして恐ろしいことに医療現場は崩壊しつつある。

都立墨東病院が機能不全に陥った。

都立墨東は全国でも数少ないの感染症対策の病院で、志村けんさんが装着していたECMOも複数取扱い可能な病院。

三次救急が行える最後の拠点であり、位置、規模においても東東京の最後の砦、といわれる病院がすでに機能不全に陥っている。

私の子供も入院していた事があるので、とてもショックであり、今仮に同じような事があった時に、うちの子供はどこに行けるのか、心配になる。


どうか早急に疫学的PCR検査を行って欲しい。

もしそれが出来ない、もしくはやりたく無いのであればロックダウンして欲しい。

なぜなら医療崩壊が起こればコロナとは関係の無い方が沢山亡くなってしまう可能性があるから。



とブログに書いてるだけでは何も変わらないので行動してみた。


医療従事者を守る事を含め、あらゆるコロナウイルス対策のためのクラウドファンディングに寄付。

ここに継続的に寄付していきます。

みなさんも小さな行動、してみませんか?

ではまた。