先日、東京ビッグサイトにて、
東京アニメアワードの式典が、おこなわれました。日本が誇る文化、アニメーション。その繊細なタッチ。心象風景。物語の深さ。全く何もない時代から先人達は創り上げていきました。

磯野家のドアの開閉音。タラちゃんの走る音。タケコプターの回転音。ヤマトの波動砲。などをつくった音の職人さんもいました。功労者を受けた方々は十代のトレセナーからすると、もうお祖父ちゃんやお婆ちゃん世代。
もう亡くなられている方々もいます。

「昆虫物語みなしごハッチ」の制作についての、
苦悩や情熱を語った方もいらっしゃいました。

当時は、スポ魂ブーム
「巨人の星」や「あしたのジョー」や「エースをねらえ」。
そんな中、虫の話なんて!!
と始めは一蹴されたそうです。

しかし制作人は諦めなかった。

時代は経済成長期。
一家の父親が帰って来ないのは当たり前。母親も仕事に家事に大忙し。
子供は学童保育。それはいわゆる
''鍵っ子"のはじまり。

夜のとばりが降りてきて、
ベッドタウンに明かりが灯るころ
町には優しい夕げの匂いが漂いはじめ
る。そんな中、お腹を好かせて、母の帰りを待つ子供達がどれだけいたか。

そんな子供達に寄り添ってあげたい。励ましたい。今は寂しくても強く生きて欲しい!!

そんな思いが、
「ハッチ」には込められていたんですねぇ。

実際に視聴者からの手紙が後をたたなかったそうです。

「家に帰って来たら。薄暗い部屋で小さくなってハッチを観ていた子供の姿に涙がとまらなく、強く抱きしめました。」

「ありがとう」 と。

photo:01



時代に沿って、また、時代と闘った
製作陣の情熱は沢山の子供達に、勇気や愛、夢や友情を教えてくれました。
そして世界へと広がっていった。


因みに今回のアニメアワードでの
グランプリはスタジオジブリ
photo:02



「コクリコ坂から」

番組でも何度もいいましたが
いい映画でした。

スクリーンから愛が溢れ出していた。

涙、涙で劇場をでると
そこはいつもの横浜港。

でもいつもと違う横浜港だったなぁ・・・

さて、アニメアワード

この度、いちばん感動したのは

"串田アキラ"さんの
特別LIVE。

僕の生きるバイブルとなった
宇宙刑事ギャバンのテーマソング

後楽園遊園地に会いにいった。
太陽戦隊サンバルカンのテーマソング

屁のツッパリはいらんですよ。
キン肉マンのテーマソング。

いやー涙、涙の大熱唱でした。
photo:03




今度は絶対にtre-senに来てもらおっと(^O^)/

photo:04



同じく司会を務めた大庭さんと。
ありがとうございました。

そして

アニメアワードの仕事をして改めて思ったことは、情熱なくして、いいものなんて絶対に出来ない!

ってこと。


みんな情熱を持とう!

挑戦をしよう!

沢山の議論をしよう!

そして感動を生み出そう!




「み」