太宰治「人間失格」、少し前になりますが、この歳になってようやく手に取ることができました。
だって、タイトルからして重いに決まってますもん…
なかなか読んでみる気になれませんでした(((^^;)
ストーリーは、ほぼ太宰治氏本人の生い立ちを基に脚色を加えたものかな、と思いましたが…
周囲に自分の本心を見せることに怯え、現実逃避させてくれる快楽に溺れる自堕落な生き方しかできない自分を、「人間失格」と断罪する主人公。
でも私には、これが人間としての資格がないということなのか、とても疑問に感じました。
人間であることの資格って、何なのでしょう…
何を持たなければ人間失格となるんでしょう…
主人公の葉蔵は、自分の小心さをいやというほど把握している。
快楽に溺れる心の弱さも十分わかっていて、悔やんでもいる。
人間として失格だ、と嘆いている。
こう思えることって、十分人間らしさなんじゃないのかな…って思うんです。
じゃあ、人間として失格ってどういうことだろう。
読み終えてからずっと、ぼんやり考えています。
まだすっきりと答えは見えません。
太宰治氏にしてやられました(^^;
さすがです。