入院3日目


睡眠薬のお陰で、

12~6時過ぎまで寝ることができた。

起きたときなんか、気がすこし楽だった。

妊娠してから一番寝たかもって位寝た気がした。

でも、しばらくして、やっぱり泣ける。


お腹のなかに赤ちゃんのいない喪失感。


なので、ひたすら折り紙を折る


赤ちゃんがとても小さいから折り紙も小さいサイズに手でカット、
なので、白い色がたまに出てくる。ハサミつかいたかったなぁ。

奥にあるボールペンの先っぽ位のサイズにしてある。

どんどん折り紙ができていって、
これで良いかな?というくらいのところで、
柩が届いたので、
柩に入れてみた。

足元と周りに少しだけ花を入れて、
おかしも少しいれよう!

赤ちゃんを入れれますか?と聞くと、
退院の時に看護士と一緒に入れましょうと言われた。
今入れると服も汚れてしまうからと。
私はそれよりも作った服を
少しでも長く着て欲しいと思ったのに・・・。
と思ったけど言えなかった。
主人が面会に来てくれたので赤ちゃんに会うことに。 連れてきてもらうと、
昨日とは違って表現できない変わり様・・・。

なので、また大きな声で泣いてしまった。
ごめんね。と言うと主人に違うだろと言われた。
あなたはなにもしてないでしょって。
でも、私はトリソミーなら、
お腹のなかで心拍停止してくれても良いと思ってたよと伝えた。
でも、この子の生命力が途絶えたんだから。
この子が選んだことでしょって。

母さんを選んでくれてありがとう。
成長は見届けられなかったけど、
短い間だったけど、
お腹のなかで育ってくれて、
あなたに会えてよかった。
会うまでは、
あなたに会うことが未知の世界でこわかった。
でも、会ってみるとやっぱり我が子可愛いと思った。
本当に辛い妊娠生活だったけど、
それよりもありがとうと思う。
お空で沢山遊んでね。

夕方、退院前健診?
があり、明日退院出来ることに
本当はもう一日早いはずだったけど、
麻酔を使って、
胎盤を出す処置をしたため
一日延びた。

夕飯は普通に出産してる妊婦さんならお祝い膳
私は普通のご飯。
頑張って産んでも誰にもお祝いされず
悲しい出産。
またまた、泣けてくる。
もう少しねぎらいのご飯を出して欲しいと思いながら。
あーぁっ。
悲しすぎる。
退院したら美味しいもの食べに行きたい。


明日は退院そして、
赤ちゃんを火葬場へ連れていきお別れの日。

あっという間の妊娠生活だった。