外は雨だな~やむのかなぁ~

と思いみつめながら、

携帯触ったり、お腹をなでなでしたり。

陣痛の痛みってどんな感じだったっけー?

痛いよね、叫んでたよねと思いだしながら

お昼ごはんを食べていると、

なんだか破水したような何か流れ出すかんじ、

(後で、膣にたまっていたのもが出てきたといわれた。)


急いでナースコール


どうしよう。

というと、

とりあえず着替える?

と言われたので着替えようとすると、

何か出てくる感覚。

赤ちゃん・・・。

全部は出てきてくれなかったけど、

半分くらい出てきてた。

立ったままだったら全部出てきた気がする。

羊水に包まれたままだったって。

この時、

子宮がキューっとなる感覚はあったものの、

陣痛までは全くなってなくて、

あたふたして分娩台に寝転んでといわれた、

出してあげようと言われすこしだけいきむ。

出てきたよと言われた時に身体が出ていく感覚があった。

赤ちゃんが出てきたことに泣いた。

当たり前だけど泣き声がない・・・。

あるのは私の泣き声と看護士さん達の声のみ。


すぐに横に寝かせますか?と言われて、

はい!と言ったのに

すぐには会えず、

キレイにしてくるねと言われた。


そのあと胎盤が自然に出てこなかったからか、

出すために先生がお腹のなかをグリグリするから激痛で痛い痛いともがき泣き叫んでた。


そしたら、

落ち着いてと言われて、

一旦処置をとめてくれて、

他の先生が来てくれて麻酔使って出してくれた。

最初から麻酔使ってほしかった・・・。

ただでさえ辛いのに。

今回の中で一番いたくて辛かったのは胎盤を外に出す作業。

先生が痛いよね~じゃなくて、

痛かったら言ってね麻酔も使えるからと言って欲しかった。



それから、しばらくして、

身体を休めて赤ちゃんと対面。


かなりの浮腫があったけど、

可愛かった。

性別は不明との事。

不織布で作られた服を着せてもらっていた。

ちゃんと、目、鼻、口、耳わかるし手も足もとってもとっても小さかった。

身体はとてもプルプルしてる感じに見えた。


産声を聞くことが出来ない出産がこれだけ辛いなんて。


泣いても泣いても足りないけど、

今は、いつか子供たちにも話せる日が来るまで、

心の中にしまっておこうと思う。


出産が終わり、外を見ると雨が止んでいた。

そして、主人が帰るときには太陽もでてた。


悲しい雨から明るい日差しになったな。

って、LINEが入ってきた。

そのLINEを見ても涙。

この日差しのように心が晴れる日が来るのはいつだろう。


胎盤を出す処置があったので、

退院は木曜日の予定。

早くお家に帰りたいのと、

この子の火葬等をしなきゃいけない。

もう少し時間がゆっくり過ぎればいいのにと感じた。