ご訪問ありがとうございます。
最近、簡単に資格がとれる事が多くなりましたよね
中には1日で取得できたり、
受講するだけでとれるものもあったり
それと逆行しているのが
『道』のつくもの
茶道、華道は
誰でも知っていると思います
こちらは、
月に4回、
一回二時間ほどのレッスン(お稽古)をしても、
半年から一年で頂けるのは、
入門
それから半年から一年して
初めてのお伝書がいただけます
でも、お伝書をいただいた時点では、
お伝書の内容はまるで呪文
どういうことを言っているのか
わかるようでわからない
それから、約一年ごとに
お免状とお伝書をいただくことができいるわけですが
お師範おいただくまでに、
最短でも3~4年はかかります
でも、その時点でも、
お伝書の内容はさらに難解な呪文
その後、本人の希望により、
特別階級や称号を拝受することができるのですが
こちらは毎年いただけるわけでなく・・・
3つ目の称号を拝受できる頃になって、
少しお伝書に書かれている内容が少し理解できるようになります
そうすると、
お花をどのように生けると美しく見えるか
生き生きと美しく見せるためにはどうしたら良いか
がなんとなく見えてきます
お伝書の中で、一番印象に残っている言葉は
『虚実等分』
意味は
お花を整えるのが『虚』
そのままの姿を生けるのが『実』
そのバランスが整っている(等分)のが一番美しいとの意味
言葉してはわかるけど、
なんとも奥が深い言葉・・・
この最たるものが
お生花(おせいか)かも
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240627/00/mm03-flowers/1d/9f/j/o0562108015456348101.jpg?caw=800)
こちらは、フトイを生けた姿
フトイは
簡単に刈り取ることができるので、
伐ったた後(切り株)が
平らになります
そしてその切り株の脇から、
新しい芽が伸びていくので、
その姿を生け表しています
長さを整えている姿が虚
切り株や、のびやかな姿は実
バランスよく整えている姿で等分
ということなんです
ね~
判るようでわからないっでしょ
でも、
このバランスこそが、
受け継がれてきた普遍的な美しさ
それを、植物で表現するなんて
なんて奥が深いんだろう~
これが生け花に感じている最大の魅力かも