大前提としての「労務管理」。 | イキイキした職場をつくる「ひと・しごと」ブログ
ちょっと早い時季の台風も大きな影響は無く過ぎたようです・・・
さて、やっとこさ…「労務管理」の話をしてみたいと思います。
大前提として、前回書いたような基本スタンスで行きたいです。


これまで、「労務管理」は組織づくりの土台部分と表現したように、
組織活性化の大前提としても当然ながら大事なステップでしょう。
これについてちょっと今回自分なりの説明を試みてみます・・・

従来から、社労士が初めて企業等に仕事で関わるきっかけとしては、
社会保険や労災、雇用保険への加入から始まることが多いと思います。
あとは助成金とか…、場合によって多少違いはあるかもしれませんが。

そして、これらに付随していわゆる労働条件等の内容が関係してきます。

例えば、賃金はいくらにするか?その際の考え方、計算、水準はどうか?
また、勤務時間はどのように決めればいいか?そう言えば法律では・・・・
という具合で、まさに労務管理の基礎部分としての対応が必要になるのです。

しかし、ここの部分がおろそかなまま、間に合わせ的対応で済ませていると、
その次のステップとなるルールづくり、さらに組織づくりは難しいと感じます・・・
これについての証明はともかく、体験的にも理屈的にも納得ができるのです。


まず言えるのは、ごく自然な理屈として「土台が重要」ということでしょう。
良く例えられる家づくりでもなんでもいいのですが、とにかく当たり前の話。
まあ、極端な例として、何もしない!?ところよりはいいのですが・・・・

さらに、これを裏付けるものとして心理学的な知識によっても推察できます。
すなわち、有名なマズローの欲求段階説にもある下層部分になるからです。
断定はできませんが、たぶん2番目の「安全の欲求」段階になると思います。

もっともこの階層は一つの仮定でしょうし、必ずしもこの通りとは限りませんが、
人間の欲求や感情をイメージとして良く理解できることは確かだろうと思います。
ごく簡単に言ってしまえば、自分がその立場だったらどうかということも含めて…


ということで、最終的にマズローの図で結論付けた「労務管理の話」ですが、
ここのところを理屈として理解しているか、いないかは結構大きいと思います。

そんなところが、土台として「労務管理」が重要ですよという理由でした・・・。


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