吉沢亮さん…


私はほとんど彼のことを知らない

作品も『銀魂』を観たくらい

でもそこに吉沢亮さんが出演していたのを

知らない程

顔と名前は一致してなかった


あれだけ観ていた大河ドラマも

彼主演の大河は観ていない

(それは当時

私の複雑な感情からの大河への拒絶反応)



そう…

吉沢亮の演技というものを

目にしたのは今回が初めてと言える



原作 : 五十嵐大さん

実話を元に作られた映画🎬

(ここから作品内容書きます)



耳の聴こえない両親を持ち

コーダとして生まれ育ってきた彼の生い立ち

*コーダとは聴力に障害のある親の元で育った健聴者の

子どものことを指します


吉沢亮さんは見事に演じていた


吉沢さんの小学生時代を演じていた子役の

がまた吉沢さんによく似ていて

手話も含め上手かったし

実際の五十嵐さんの生い立ちを観ているよう…



両親はろう者…

本当のろう者俳優さん

母役:忍足亜希子さん、父役:今井彰人さん


宗教にハマりお経ばかり唱える祖母役

なんと烏丸せつこさん

昔はお色気ムンムンの女性を演じていたが

宗教にハマっている気性の激しい

おばあちゃんで出演


元ヤクザの祖父役、でんでんさん



そんな複雑でもある環境の中で育ちながら

幼い頃から母親の【通訳】として普通に

生活してきた

大好きなお母さん…

いつも笑顔で迎えてくれる

愛されて育てられてきた


しかし

彼も成長と共に反抗期が訪れる


中学生時代の役を吉沢亮さん自身が演って

いたけど違和感無し…

カッターシャツに学生ズボン

中学生に見えるよ(童顔なのかな?)


20才を機会に上京する

パチンコ店のバイト生活から

いかにも胡散臭いユースケ・サンタマリア

演じる編集社で働き始める


胡散臭さが似合うユースケ・サンタマリア


お母さんの【通訳】をしていた時の

聞こえない世界

編集の仕事を通して、文字や取材をやりだして

感じていったのだろう

聞こえる世界



その間を彼は行き来して生きているわけだ



きっと

母の優しさ、強さ…

父の寛大さ…


親元を離れてみて

いつも明るかった母親のこと

自分の生きている世界のことを

より深く考えてきたのだろう


地元に帰ってこようか⁇

…と母に話すのだが

両親共に

自分のやりたいことをやりなさい

と息子の背中をそぉ〜っと押してやる


切なくもあるが

家族の愛の形は様々…

心に響く作品だった


結構たくさんのお客さん入りで

勿論、ろう者の方々もいらしていて

見終わってから

感想を述べあっていたようだったおねがい


優しくありたい…

そう思わせてもらったニコニコ