かつてのエホバの証人は子どもに対し

鞭(ベルト、洗濯叩き、ホース、物差し)を

使って叩く指導をしていました

 

 

■叩かれる子どもの気持ち

■叩く大人の感情

■叩いたことによって起こる問題

 

今回はこの3点についてお話します

 

 

叩かれる子どもの気持ち

私の場合、母親から叩かれる時は

約束事を破った時や母の機嫌によってでした

 

・集会で居眠りした時

・親に歯向かった時

・聖書・エホバを冒涜した時

・嘘をついた時

・お祈り中に目を開けたとき

 

特にこのような時にお尻をベルトで叩かれました

 

叩かれ始めたのは小学1年生くらいからでしたが

叩かれることに納得していたかというと

 

激しく「No!」でした。

 

なぜ叩かれるのか理解できずにただただ母親の機嫌を

損なわないように生活することに努めていました

体育すわりで俯いている男の子

 

子どもが小さい頃は親のいうことを

 

大人しく聞いている子どもに見えますが、

 

これは間違っていて子どもの心の中ではどんどんと不満が溜まって

 

いつしか抑えられないまでに膨らんでいっているのです

 

 

私自身も気持ちが不安定になりやすい思春期に加えて

今までの叩かれた記憶が身体に残り

常に親に対して憎しみを抱いていました

 

このように子どもの内側の変化にしっかり気付いていない

エホバの証人の親が多いため、後に家庭崩壊に発展するのです

 

 

私も兄も見事に荒れた思春期を送り

家はいつも怒鳴り声や泣き声がする一家に変わって

 

エホバの証人という模範的な家族が

壊滅的な家庭崩壊になりました

 

そのためニュースで目にする家庭崩壊の家族を

見るたびに他人事には思えないのです

 

 

叩く大人の感情

私の両親を含めエホバの証人の大人は

「懲らしめを控えるな」「子どもには懲らしめが必要」

という聖書の言葉を信じ

愛をもって?子どもを叩くことを推奨してきました

 

叩くことに躊躇せずに実行することが

真のエホバの証人という証なのです

 

そのため叩いてきた大人の主張は

 

「私たちは愛をもって一生懸命に正しい道に

導きたいと思って叩いてきた」

 

と、私たちは悪くはないという前提の考えです。

 

叫んでいる男の子の壁画

 

叩かれた子どもが「これが正しいんだ」と

素直に思うでしょうか。

そんな聞き分けの良い子どもなんていません

 

 

冷静に考えれば間違っていると気付きますが

 

集団でいると自分で考えなくなり

 

「長老が言っているから正しいんだ。

他の兄弟姉妹がやっているから間違っていないんだ」と

誤った判断をし疑問を持たずに従います。

 

 

今まで叩いてきた大人に聞きたいです。

 

あなたたちは叩かれたことがありますか?

 

ホースやベルトで何十回と叩かれる痛みを知っていますか?

 

お尻がみみず腫れになったり、思春期にお尻をだす恥ずかしさを

 

味わったことはありますか?

 

 

叩かれたことによって起こる問題

叩かれた弊害はとても大きいです

 

子どもが成長し大人になっても

トラウマとなりフラッシュバックが起こったり

親子関係で深い溝となります

 

 

今まで子どもに強制し鞭で叩いてきた親が

歳を重ね介護が必要となってきた時に

 

子どもの自分が手助けをしなければいけない状況で

苦しんでいる方も多くいらっしゃいます

 

 

散々叩いてきた私の親や叔母も

歳を重ねて丸くなってきたせいか

「肉親の家族が一番大事」と

言ってくることに寒気を感じます

 

身体に残っている痛みはすぐには消えません

 

 

途中でエホバの証人を辞めた方がいるなか

辞めたいけれど辞めれなく、ずるずると

惰性で続けていている方もいらっしゃいます

 

横から見た聖書

 

宗教という目に見えないものを一度信じてしまうと

簡単に信仰を捨てることは難しい

 

それだけ宗教のマインドコントロールは恐ろしいのです

 

家族、仕事、友人を失っても信仰し続ける魔力をもっています

 

 

日本という国は宗教の信仰は自由なので

 

人がエホバの証人に興味をもつことは自由です

 

独り身なら影響は少ないですが、

夫やお子さんがいる場合はその方の人生にも

様々な影響を与える可能性があることを十分考えてください

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました