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本日は「世界卵巣がんデー」。



今年の1月20日。
高校時代からの友人と二人で新年会。
彼女とは、
高校では同じクラスにはならなかったものの
部活が同じで、
しかも助っ人で手伝った部活も同じ。
そこから共通の趣味が出来、
大学時代は別々の学校だったにもかかわらず
月1回は会ってお芝居見てゴハン食べて日本酒飲んで…
と、付き合いが一層深くなった。

その後、
離れた地で就職をしたり、
早く嫁に行ってしまったりで、
一時期年賀状だけの付き合いになってしまったが
7年前、私が上京した事から一変。
偶然にも住まいが近所になり、
また昔と同じ様に
時々会っては美味しい食事とお酒で
話に花が咲いていた。

昨夏の腹痛があった時、
「病院に行かなきゃダメだ」と
背中を押してくれたのも彼女だった。

そして“その時”
も、
私の体調の変化と入院の予定が話題に。
当時は病理検査用の手術程度しか考えていなかった私も
「大した事無いといいよねぇ」
と話していた。

しかし事は急展開に。
私は最初の手術で即卵巣摘出となってしまい、
再手術の宣告を受ける。

そして彼女も、
食事をした数日後から体調が急変。
数週間後、入院。


私と同じ、卵巣がんだった。


卵巣がんは
がん全体に占める割合で言うと5%くらい。
いま、二人にひとりはがん患者とは言うが、
それでも同い年の友人が同時期に卵巣がんになるなんて
こんな偶然って、あっていいのか…。
もしかしたら、
私が癌にならなかったら
彼女もならなかったんじゃないか…
などという思いがよぎった事もあった。



がんと診断され、治療中または著量後の人の事を
『がんサバイバー』というらしい。
そう言う意味でも、
まさしく彼女は私にとって「戦友」。
自分しか感じられない辛さとか不安感とか
前向きに行かなきゃと言う思いとか
共感し合える人が近くに居てくれる事は、
何より有り難い。

まだまだ治療は始まったばかりだけれど
お互い、乗り越えて行こうね。
そしてまた、
美味しいお酒で完治祝いしようね。

彼女は明日、
三度目の抗がん剤治療に入ります。
頑張れー!!!