カフカの東京絶望日記 | あねごのブログ

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多発性硬化症になっちゃった!子育てに仕事に趣味に、おまけに難病まで抱えることになった日々をゆるっと綴ります。

サバイバル・ウェディングというドラマがあったんですよね。

40代の独身拗らせファッション雑誌の編集長を
伊勢谷友介。
二股かけられ婚約解消、無職の崖っぷち独身女を波瑠ちゃん。
大企業の御曹司を、吉沢亮。

伊勢谷さんの、わが道をゆく孤独で自由な独身男子がかっこよくて、
毎週、楽しみに見てました。
まさかのブルゾンちえみと小越くんとかね(笑)

でっ。

面白いのは、このサバイバル・ウェディングの原作者の、大橋弘祐さんがですね。

本気で、
フランツ・カフカと一緒なんですよ。

フランツ・カフカはチェコの小説家。
『変身』←めっちゃシュールな話
『城』『審判』など、現代の村上春樹にも影響を与えるような作品を残しますが、結核もちで、40歳で死去します。

虚弱、ネクラ、後ろ向き。
恋愛したいのに、成就すると死にたくなる。
愛する婚約者とも、実際会うより文通での逢瀬を望み、婚約破棄にいたります。
もちろんお金はなく、名作と讃えられる『審判』なんかは、亡くなってから、親友のマックス・ブロートが、遺品のなかから掘り出しました。

大橋さん、40代の独身拗らせ男子のコラムを女性誌に連載しているのですが、

『結婚したら、ボクのマンションの隣の部屋に住んでほしい』
『会う前には、かならずメールかLINEで連絡がほしい』
『自分が厳選したもので埋め尽くしたボクの部屋に、ピンクのモフモフパジャマなんかがあった日には、絶望する』

…いや、現代の東京には、こんな大人の男女が溢れていて、
それでも案外、普通に生きてゆけるんですが、
本物のカフカさんは、16世紀のヨーロッパで、さぞかし生きにくかったろうなあ。

現代の、フランツ・カフカ諸君におくる。
で、『現代のカフカ』さんを演じた鈴木さんが
↑スゴイ本物感。16世紀のひと感…。
クレヨンしんちゃんの、ゲスト俳優とのことですので💓

舞台刀剣乱舞の千秋楽をリセールでお譲りし、
ライビュにも間に合わないワテクシですので
↑娘とダンナは行ってしまった…。

息子と正座でクレヨンしんちゃん見るぞ🎵

ハッピーな週末を!