朝も夜も同じバー。
スイーツがもっと充実してて
テーブルの上のキャンドルが
本物なら
言うことないのに。
照明はきれいだし。
明日の朝が早くなければ
もっとリラックスできるのに。
つらいことがあると
お酒に逃げたり
旅に逃げたり
買い物したり
食べたり
食べなかったり
引きこもったり。
色々な方法で人は生き延びようとする。
あとは本に逃げ込んだり。
暖かい毛布
または温泉
または教会
答えがあるのではないか
悩みが解決するんじゃないか
苦しさが弱まるんじゃないか
または。
純粋な現実逃避。
趣味として純粋に本を楽しむ事が
どれだけあるのか。
喉が渇いている人が
我慢出来ずに海水を飲んで
余計に喉が渇いてしまうような。
そういう読書は性急で
荒々しくて
思いやりがない。
満たされない読書。
本に期待し過ぎ。
多分。
子供が親は常に正しいと信じているように
新社会人が上司はみんな優秀だと
信じているように。
困ったら本が答えを教えてくれる、と
信じている。
でも。
親も間違う事があり
自分よりも未成熟な上司がいるように
本はいわゆる正解は教えてくれない。
黙って微笑むか
冷たく横を向くか
自分の悩みが遥か昔からある
ちっぽけな悩みに過ぎないと
教えてくれるか。
それでも読み続けていれば
漢方薬的にじわじわと効いてくる。
だから私は今日も本を読む。
