望む、望まないにかかわらず、私たちは相対評価の中で
生きている。
シンガポールに来て
「他人と自分を比べないと自分のポジションが確認できない人」
と話をする機会が何度かあり。
その人たちの心の声がなんとなく聞こえるようになった。
それは。
『上を見たらキリがないけど下と比べたら自分て幸せ
』
みたいな声。
素敵な旦那様がいて、きれいなおうちに住んで、素敵な車に乗っても。
相対的評価で1番でいることは限りなく難しい。
あの人のおうちはもっと素敵![]()
もっと大きい車に乗ってる![]()
比べものにならないぐらいお金持ち![]()
などなど。
シンガポールにおける日本人女子は現地採用(たくまし自生系)と
駐在員の奥様(うつくし寄生系)の二つに分かれると思っていたのですが
駐在員の奥様生態は更に
日本企業、日本人の駐在員奥様と
外資系企業、欧米人駐在員の奥様
に分かれていることに最近気がつきました。
パッと見、見分けはつきません。
エンゲージリングとマリッジリングの重ね付け
アート多めのジェルネイル
お手入れが行き届いているお肌
しかし。
彼女たちの拠り所である旦那様のポジションにより
両者の人生は大きく異なる模様です。
欧米人の旦那様はシンガポールの赴任が終わったら
本国でも上のポジションまたはEU、アメリカ、ほかのアジア、中東など
引き続き海外を行脚して同じレベル以上の生活を維持していく可能性が高い。
その一方で。
日本企業から派遣されている旦那様は任期が終わると
日本に一旦帰ってしばらく日本本社の中枢で重要な任務につく
というパターンが多いのではないでしょうか。
つまり。
一生、あるいはかなり長い期間「交通費だけで10万円手当が付く
」旦那様と
「1時間半かけて都心のオフィスに出勤」という平均的なサラリーマンに
一旦戻る旦那様にカテゴライズされるわけですね。
でも今、ここ、シンガポールではあまり変わらないレベルの生活をしている。
全然別世界だと気にならない事でも
目に入ると比べちゃうのが人の世の常![]()
もっとViewの良いコンド、もっと大きい車が欲しくなってしまうのも
最もです。
欧米人の旦那様を持つ奥様もVice president なのか、シニアダイレクターなのか、
上には上がいるに違いありません。
でもどこかで「上を見たらきりがない。ここらへんが分相応」と
自分で線を引かないといけない![]()
そんな奥様のちょっとささくれ立ってしまった心を癒すのは。
ジェルネイル
でも、リージェントのハイティー
でも、いとしい旦那様
でもなく。
私のような現地採用女子なのではないかと最近思っています。
安いお給料で大した福利厚生も無い労働条件で働いていて
住んでいる部屋も他人とシェア
シングルで彼氏もいない。(と尚可)
よくあんな安いお給料で働けるよね![]()
それに比べたらアタシって恵まれてるかも![]()
下を見たらキリが無いしありがたいと思わなきゃ![]()
よし、ネイルの予約入れよ![]()
なんて思ってるかどうか知りませんが。
日本人で女性であるという事以外あまり共通点が無く
日本で知り合ってたら絶対仲良くなることのないような女子を
セレブな奥様方が所望するのはこんな理由があるのではないかと。
不毛なお食事会に何度か参加してこのような結論に至りました![]()
だからご用命があった場合はご飯をごちそうになる代わりに
なるべく涙を誘うような現地採用女子ネタを
用意していかないといけないのです。
「今日一週間ぶりにお湯が出てほんとに幸せです
」
とかね。
間違っても
「駐在できてるダンナはすごいかもしれないけど
あんたが現採だったら多分アタシよりも給料低いぜ
」
等という素振りは見せてはいけません。
それにしても現採女子のジョブスコープに
駐妻のネガティブシンキングスパイラルストッパーっていうのが
あるなんて全然知らなかった![]()
また一つ大人の階段登っちゃった![]()