メトーデは「自由でありたい」と言う。
 それは生物としての当然の本能だ。
 人権のかけらも認められず、いつ壊されても文句の言えない立場に対する当然の異議申し立てだろう。
 つまり、hIEには感情がある。
 少なくともレイシア級の5体には感情があることが示される。
 レイシア達をモノだと主張するリョウ達の言葉には説得力はない。
 アラトはそれを感じ取っているからこそ反発するのだろう。
 しかし、レイシア達に感情があることを認めることは、レイシア達が人間と同等な存在である、というよりも人間よりも優れた存在であることを認めることだ。
 それはリョウには絶対に認められないことなのだろう。
 どうなるのだろうね、この物語は。
 原作通りに進むのか、それとも違うのか、どうなんだろうか。