2017年6月2日の「自然エネルギー財団」に「自然エネルギーは止まらない トランプ大統領のパリ協定脱退方針の表明に寄せて 」というコラムが載っています。
内容は、自然エネルギーは既に最も安い電源になっており、トランプの決定に関わらず伸びていくだろうというもので、私も同意見である。
内容は、自然エネルギーは既に最も安い電源になっており、トランプの決定に関わらず伸びていくだろうというもので、私も同意見である。
このコラムには自然エネルギーに関するいろんな数値が書いてあり、紹介しよう。
世界全体の太陽光の設備容量は、2012年末から2016年末で、約100GW(1億kW)から約300GW(3億kW)と3倍増。
2016年単年で、太陽光は世界全体で75GW(75百万kW)増。
中国では35GW(35百万kW)増。
2016年単年で、太陽光は世界全体で75GW(75百万kW)増。
中国では35GW(35百万kW)増。
今年5月のインドでは3.8米セント/kWhを記録。
風力は、2011年の238GW(2億38百万kW)から、2016年の488GW(4億88百万kW)と、過去5年間で設備容量を倍以上増加。
中国は2016年に23GW(23百万kW)増でトップ。
中国は2016年に23GW(23百万kW)増でトップ。
今まで最も高い自然エネルギーと思われていた洋上風力でも、昨年5.3米セントを記録。
世界の自然エネルギーへの投資は、2015年、化石燃料(ガス・石炭)投資への3倍。
もっとも熱心なのが中国で、自然エネルギーの拡大・投資の舞台は中国に移行。
2015年だけでも米国の2倍の投資。
もっとも熱心なのが中国で、自然エネルギーの拡大・投資の舞台は中国に移行。
2015年だけでも米国の2倍の投資。
米国の太陽光の伸びは、2016年に中国に次ぐ約15GW(15百万kW)であり、風力も中国に次ぐ約8GW(8百万kW)の増加。
自然エネルギーの雇用は世界全体で9,800万人。
米国では、78万人が自然エネルギー産業で働いている。
特に太陽光発電の雇用は2016年には25%増えて37万人以上。
石炭発電の8万6千人。
石油ガスの採掘が18万人。
石炭鉱が5万人程。
米国では、78万人が自然エネルギー産業で働いている。
特に太陽光発電の雇用は2016年には25%増えて37万人以上。
石炭発電の8万6千人。
石油ガスの採掘が18万人。
石炭鉱が5万人程。
これらの数値からはもの凄い勢いで変化する世界の状況がうかがえる。
日本は実質独占企業の電力会社なんぞに遠慮して、原子力なんぞに拘っていると、世界から思いっきり馬鹿にされることになるだろう。