2016年8月27日の読売新聞一面に、8月26日鹿児島県知事が九電社長に対して川内原発の停止を申し入れたとの記事が載った。

 以前も書いたが、元々は私も原発再稼働賛成派だった。

 それは、太陽光パネルの低価格化が、今よりずっと遅いと考えていたからだ。

 今の段階に達するためには、20年以上かかると考えていた。

 しかし現実の低価格化は予想をはるかに越えていた。

 いわゆるグリッドパリティは、第1段階、第2段階は既に越し、第3段階をも越えつつある。

 これでは、危険を度外視して原発を稼働させる意味が無いのである。

 現時点なら、無いことも無いかもしれないが、数年で無駄になる。

 というか、川内原発という、東京から最も遠い原発を真っ先に稼働させたことに、やはりきな臭い物を感じ取る。

 これが東京の近くの原発なら稼働させたのだろうか。

 しかも、熊本という震災があったばかりで未だに地震が続いているところの近くの原発を稼働させるということに、いやなものを感じてしまうのである。

 鹿児島県知事は、原発停止を公約に掲げて当選したという。

 沖縄の隣県である鹿児島で、民意をないがしろにすることへの不安もあるのである。

 やはり私としては、川内原発稼働には反対せざるを得ない。

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