「ベーシックインカム」に関して書いた文章で、ロボットについて大雑把に書いてきた。

 「ロボットの時代」と「ベーシックインカムの時代」は表裏一体と考えるからだ。

 ロボットというとアイザック・アシモフが有名だが、SFにおけるロボットは、突然、2足歩行し、知性を持ったロボットが現れるという、おいおいと言いたくなるようなものだった。

 ロボット史を、産業用ロボットの時代がロボット第1世代と見るなら、ロボットカーの時代は第2世代、そして人間型ロボットの時代は第3世代か。

 2020年からロボットカーの時代、ロボットカーに求められるものは徹底した安全性である。

 ロボットカーにはかなりの「知性」が求められるわけだ。

 人間型ロボットに求められるものも高度な安全性、言い換えれば「知性」であろう。

 人間型のボディ自体は最近の災害用ロボットの研究でほぼ出来上がっている。

 2020年代半ばには、家庭用ロボット等にその技術が降りてきているだろう。

 既にソフトバンクのペッパー等によって、人間型家庭用ロボットのプロトタイプは出来ているわけだ。

 現時点においては人間型ロボットは、まだ「おもちゃ」にすぎない。しかし、10年と経たないうちに急速に進化するだろう。

 人間型ロボットは、まず、人間の接待用に現れるだろう。

 すでにハウステンボスではフロントで接遇するロボットが現れている。

 まあこれは今のところ物珍しさによる人寄せパンダ以上のものでは無いが、おそらく数年のうちに人間と比べても遜色ない接遇ロボットが現れるだろう。

 そしてロボットウェイター、ウェイトレスが現れるだろう。

 最終的に、人の代わりを何でもするロボットが現れる。

 それは2030年代か。

 あと、20年ほどで、極めて特殊な業務以外は人間は必要ない時代が来るだろう。

 もちろん、高級店なんかでは、人間の接待にこだわったところが残るだろうが。

 この時代、ベーシックインカムが必須なのは当然として、新たな文化が必要とされるだろう。

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