社会のロボット化によって、当初儲かるのは企業オーナー達である。

 なにしろ、社員がいなくとも会社を運営できるのだ。

 人件費分丸儲けである。

 もちろん、ロボットを購入する費用がかかるが、人件費よりは安いだろうし、当初高くとも将来安くなるだろう。

 しかし、調子に乗って企業オーナー達が、雇用しなくなっていけば、誰が消費するのだろうか?

 結局、企業オーナー自身の首を絞めることになってしまう。

 最終的には怒り狂った失業者の大群に撲殺されることになるだろう。

 それを防ぐためにもベーシックインカムなのである。

 選挙権を持つ国民は、いずれベーシックインカムを推奨する政党に、その票を投じることになるだろう。

 古来、大衆にとっての最大の武器は己が持つ「労働力」だった。

 その労働力が無意味化した時代、大衆が持つ唯一最大の武器は「選挙権」である。

 選挙権を持つことのありがたさをかみしめることになるだろう。

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