GATE第2部が始まった。

 第1話は帝都地揺れまでを、超スピードで、しかし描くべきことはしっかりと描いて第2部(と言って良いと思うだけの違いがある)の土台を作り出している。

 しょっぱなのゾルザルによる獣人奴隷に対するSMプレイ(というか本質的にお遊びである「SMプレイ」と異なり本物の性的虐待)、帝都悪所の描写、園遊会とシェリーの登場。

 私が予想(期待)した通り、この世界の醜い面にまで踏み込んで、描写している。

 これに比べれば第1部は、まだまだ子供だましだったと言えよう。

 特に帝国の人間と獣人の差別構造のひどさは目を覆うばかり。

 園遊会に集う優雅な帝国貴族や帝国市民と、悪所の獣人達の違いの大きさは、第1部で開明的と語られていたフォルマル伯爵家の人間と獣人の差別が比較的無い描写と比べると、衝撃的である。

 獣人娼婦達も遠慮無く描いている。

 大したものである。

 その一方で3人娘達がほとんど出てこなかったことに対する不満があるようだが、私は帝国の描写だけでおなかいっぱいになってしまいほとんど気付かなかった。

 さて、来週は、皇宮の描写と栗林無双の回である。

 思いっきり楽しみである。

 とにかく思った以上にハードな世界観をこれでもかと繰り出してきた。

 評価は100点満点中120点というところだ。

 これから3ヶ月、ダークファンタジーの醍醐味をしっかりと見せつけてくれるのだろう。

 それと海外の反応が楽しみ。

 日本人は原作を読んでいる者も多いから、そこまでショックは無いだろうが、海外のファンはどうだろう?

 本当に楽しみだ。

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