太陽光発電は、世界にエネルギー革命を起こします。

 その結果、今まで産油国に集中していた金が世界中に散らばります。

 その結果、産油国は相対的に貧乏になることは間違いありません。

 とは言っても中東諸国など今まであまりにも豪勢な生活をしていたのが身の丈に合った生活になるだけでしょう。

 発電から仮に石油が完全に消えたとしても、車や船など乗り物の燃料に必要なのだし、仮にそこからも消えたとしても、化学工業の原材料としての必要性は残ります。

 石油は燃料では無く、鉄やボーキサイトと同じように原材料として使われていくことになります。

 中東に集中しすぎたお金が集中しなくなり、世界中を荒らしていたファンドの力が弱くなるのでは無いでしょうか。

 あるいは逆に、石油の実入りが減少した中東産油国がファンドにさらに力を入れ、マネーゲームに興じる結果になるかもしれません。

 もちろん、太陽光発電は当然使うでしょう。

 中東以外の、例えばイギリスやロシアのような「貧乏」産油国は、輸出商品としての石油を失い、経済的に苦しくなるように思えます。

 20世紀、世界は石油を中心に回っていました。

 今後、世界は中心を失い、多極化すると思われます。

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