日本人はもともと外国語を会話では無く読み書きで覚えたんだよね。

 昔は外国語=漢文だった。

 読み書きさえできれば、中国等の知識人と意思の疎通を行うのに、筆談によって何の不自由も無かった。

 むしろ字が書けると言うだけで当時の外国(アジア諸国)では尊敬されたんだ。

 だから英語も同じ調子で教育したわけだ。

 ところが、欧米人というのは、外国語をまず会話で覚えた。

 文盲率が高かったからね。

 読み書きはその後だ。

 だから会話ができない日本人を見て、彼らは当然読み書きはできないと思ったわけだ。

 英会話が駄目=英語が駄目という風にね。

 こういう行き違いがあったわけだ。

 それは判る。

 でもその事実を、何で日本の「知識人」達は言わないのかな。

 まさか私が判るようなことを判らないというわけでもあるまいに。

 本当に何でだろうね。