中国の膨張主義

　日本もアメリカも、中国が豊かになれば、国民の大部分にその富が行き渡り、民主主義国家になるだろうという期待を持って、中国を援助してきたのである。

　ところが、中国はその金で軍備を増強し、周辺諸国に圧力を掛けてきた。

　はっきり言って中国は国民の生活などどうでもいいのである。

　中華思想に基づき、世界を我がモノとする。

　それが中国の野望である。

　いや、野望ですらあるまい。

　中国人にとってそれは当然のことなのだろう。

　ここ百年ばっかしの間、中国は冴えなかったが、それは本来の姿ではない。

　本来の中国の姿は、世界中から土下座を持って迎えられる国家なのである。

　中国人に国家間の平等という概念が理解させられるのだろうか？

　できるとしても、それには長い年月がかかるだろう。

　今は中国の膨張主義政策を世界が押さえ込まねばならない。

　とくに中国の膨張主義を肌で感じる大国である日本の役割は大きい。

　それが中国の勘違いを正すことになるのである。