一昨日、ロシアに大火球が現れた。

 真昼が一瞬かき消されるかのような閃光が走り、衝撃波でガラスが吹き飛び、煉瓦造りの建物が崩壊した。

 けが人が1000人以上出たという。

 ロシア人の女の子が、顔に傷を負っているのを見ると胸が痛む。

 これがどの程度の隕石によるモノかは情報が錯綜しているが、たいした隕石ではなかったことは確かなようだ。

 少なくとも接近中だった小惑星が地球に落ちてきたような。

 それでこの被害である。

 我々は小惑星落下による被害を軽く予想しすぎていたように思う。