原発の反対派に対して、「俺たち専門家が賛成しているんだ。素人どもは黙れ!」というのが典型的な原発反対派潰しの手法だった。

 そういわれると弱いのである。

 そうこうして反原発派が賛原発派に押し切られ、守勢に回った挙げ句がフクシマであったことはいうまでもない。

 「フクシマ」は原子力「専門家」という人種がいかに話にならないほどいい加減でデタラメな連中かを白日の下にさらけ出した。

 それまで、「専門家に任せておけば間違いはない」という他ならぬ「専門家」の言葉に不安を感じながらも言いくるめられてきた人々に、「専門家」の実態が明らかにされたわけである。

 「騙された方にも責任はある」というのは真理かもしれないが、騙されただけ騙す方が狡猾だったのである。

 「二度と専門家は信じない!」

 当然のことである。

 だというのに、未だに「専門家に任せていれば間違いはないのだ」を繰り返す専門家・・・。

 バカじゃあないのかと思う。

 専門家云々以前に人としておかしい。

 全く反省という言葉を知らない。

 これではこう言うしかあるまい。

 「絶対に二度と専門家のいうことに耳を貸してはいけない」とね。