当たり前の話だが、太陽光発電に燃料はいらない。

 石油のように海外から巨大なタンカーで運び込む必要はないのである。

 これは国家の経常収支にとっても良いし、また、いざというときの安全保障にとっても極めて良い。

 例えば、石油のようにそのときの相場で一喜一憂する必要はないし、また禁輸ということをされても問題ない。

 これから先、中国やインドなどの国々がどんどん石油を使うようになっていく。

 石油が値上がりしていくと考えられるわけだ。

 そういう状況に、抗う力ともなる。

 それは中東に世界の金が集中するのを防ぐことにもなるだろう。

 太陽は遍く平等に降り注ぐ。

 それを生かすも殺すも人間次第である。