中国嫁日記２

　中国嫁日記２が発売になっているが、ここ福岡では未だに出ていない。

　腹立つなあ。

　それはともかく、ジンサンの結婚が人もうらやむものになったのは、偶然もさることながら、その前の段階で人の手が加わっているからだと思える。

　つまり、まず恋愛ではなくお見合いであったこと。

　そのお見合いも、ジンサンの古くからの仕事仲間で、中国人と結婚して中国に住んでいる日本人が世話したものであったこと。

　特にこの、中国事情に詳しい日本人がセッティングしたお見合いであることが重要だろう。

　つまりその段階で、偽装結婚はもちろんジンサンに一族もろともよりかかろうとするような依存性の高い人間ははねられているということだ。

　このことを考えずにどうのこうの言うものは現実を見ていないということである。

　よく、中国人との結婚を批判する者がいるが、そういう違いを考えていないとしか言いようがないものが多い。

　これが中国人女性からのアプローチで結婚することになったような結婚だと、実は、目的はその人ではなく、その人の金だったというようなことである可能性が高いのではないかと思う。

　また、見合いであっても、中国事情に詳しくない者や、詳しくても誠意に疑問があるような者が世話した見合いもまた、そのようなことである可能性が高いのではないだろうか。

　ジンサンの幸福な結婚を見て、自分も中国人と結婚すればジンサンのように幸せになれると思う人もいるだろうが、ジンサンはまずその前に、中国で事業をやり、中国の中で人脈が出来ていたことを考えるべきだろう。

　なかなか第２第３の「中国嫁」とはいかないのが実際であろうと思える。