「輪るピングドラム」について、これから思うことを散発的に述べていこうと思う。

 まとめて書こうなどと思っていたら、いつまでたっても書けない。

 どちらにせよ、「群盲象を撫でる」という結果にしかなりようがないからだ。

 「輪るピングドラム」という巨大な作品を前にしては。

 で、まずは最終回で気になったこと。

 林檎の半面に浮かび上がった文様が、ずっとハート型だった。

 これは林檎が愛の象徴という考えからは綺麗に合致する。

 しかし最後の林檎の文様は、四方八方に破裂する形を模したようなものになっている。

 これはどういう意味なのか?

 あるいは意味など無いのか?

 私は何となく、これは「愛」が背景の銀河中に飛び散ることを暗喩しているような気がします。

 あるいはそうであって欲しいと思っていますね。