普通、アニメを評価するときは、笑ったとか泣けたとか感動したという言葉で表現されるのだけれど、この終末に至る「輪るピングドラム」はそういう言葉では表現しようがない。

 ネットの中に、このアニメは他の作品と違う次元にあると書いている人がいたが、全くその通りとしか言いようがない。

 例えて言えば、ラノベの棚の中にドストエフスキーの新作が混ざっているようなモノか。

 大げさなと思う人が多いだろうが、真面目にそう思う。

 回を追うごとに幾何級数的にレベルが上がる。

 昔、「美少女戦士セーラームーンS」を見ているときにそういう感覚があったのを思い出す。

 あの時は本当に幾原のレベルが上がっていくまさにそのときに当たったのだろうが、今回は意図的にそれを再現したように思う。

 つまり初期は割と低いレベル(あれで低いのかと思うが)で、視聴者をならし、そして2クール目に入った頃から加速度的にレベルを上げてきたと思えるのである。

 現在の調子で最初からやっていたら、誰もついて来れなかっただろう。

 22話は今のところ最高回に思え、これ以上はないようにも思う。

 しかし、23話は22話を凌ぎ、そして最終24話はかつて誰も見たことがないような回になる。

 私にはそう思えるのである。