外国人から見た日本と日本人という内容のサイトを見つけた。

 著名なイザベラ・バードを始め幕末・明治にかけての日本を描写した文章を集めたものだ。

 内容的には既に知っていることが大半だったが、これだけ集めるとちょっと壮観だ。

 外国人の目に映った日本は、どこの理想郷だとちょっと恥ずかしくもなる。

 しかし、外国人がこういう内容を書くのは良いのだが、日本人がこういうことを言い出すと途端にいかがわしくなる。

 彼らは日本を誉めているつもりで、その実、貶めているのである。

 日本人は最高の民族だ!等と言いだしたら、どこかの国と変わらなくなる。

 (実際かの国は反面教師として誠に有益だと思う)

 自国の長所よりも短所に注目し、それを直そうとする心がけが、日本をこういう外国人が賛嘆する国に作り上げたのだ。

 最初から素晴らしい国だったわけではない。

 最近の日本で外国人が誉める、道路にゴミ一つ落ちていないというのも、ほんの最近までたばこの吸い殻や犬の糞などが落ちていたものだ。

 それを良くないと感じたからこそ、改善されて現在のようになったのである。

 日本は最高!などと言っていたら、こうはならなかっただろう。

 いや、日本は最高!と言うだけならまだしも、日本の欠点にことさらに注目する者たちを、自虐史観!、日本から出て行け!等というに及んでは、彼らこそが亡国の民だという印象を受けざるを得ない。

 こういう自称愛国、その実亡国の輩には注意が必要だろう。

 日本には「我以外皆我が師なり」という言葉がある。

 我以外から常に学ぼうという姿勢である。

 この謙虚さこそが、日本人の本質であり、日本を美しい国たらしめる原動力であると思う。